※2023年6月14日に最新情報を更新しました。
皆さんスーパーカブについてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
昔から変わらないデザイン、畑仕事の傍らにあるバイク、郵便屋さんの赤いバイク等、あんまり派手なイメージはありませんよね?
そんなスーパーカブですが、丈夫で頑丈な車体に流石ホンダ!といえる素晴らしいエンジン!
そのホンダが生んだ最高傑作のスーパーカブ、その中でも今回は燃費について詳しく触れていこうと思います。
スーパーカブの燃費はなぜ良い?
スーパーカブの燃費の良さは4スト、構造、ホイールにあります。
エンジンが4ストロークであること
昭和のバイクブームのころといえば、小さいエンジンでもパワーが出てかつ作りがシンプルな2サイクルエンジンが主流だったのですが、スーパーカブは燃費と耐久性から4ストロークのエンジンを採用しています。
性能を上げすぎずとことんシンプルな構造に
小さいエンジンで馬力、トルクを求めると、エンジンの耐久性、燃費はびっくりするほど悪くなります。
他のメーカーは小さい中に速さを求めていたのですが、スーパーカブはあえて必要最低限の性能にとどめ、燃費・耐久性の向上を求めました。
さらにホンダは低出力にふったエンジンを助けるために車体の軽量化にも着手。
燃費のいいエンジンにさらに軽量な車体も相まって、燃費の向上に拍車がかかりました。
大径ホイール
他の原付のホイールが10インチ、12インチなのに対し、スーパーカブはなんと17インチの細いタイヤという組み合わせで、タイヤのグリップはあえて落とし、かつホイール1回転で進む距離も他車より多くとれるように設計されています!
スーパーカブの実燃費
スーパーカブ実燃費はなんと60km/l!!
排気ガス規制やキャブレターからインジェクションへの移行などから年式によって燃費は年々下がり気味にはなっているのですが、それでもこの数値を叩き出すというのはすごいの一言に尽きると思います!
歴代スーパーカブの燃費性能
今回はカタログ数値から燃費性能を追っていきたいと思います。
80年代の車両のデータは、現代とは計測方法も違うので直接の比較はできませんが私はこの時代のスーパーカブの燃費を見た時の衝撃を超えるものに出会ったことがありません(笑)
まずはカブマニアで知らない人はいないと言われている1982年の初代各目のスーパーカブ50デラックス。今では考えられないリッター150kmという数字がマークされています!
そしてその翌年、原付史上最高燃費そスーパーカブが発売されました。現代の技術も駆使してもいまだに更新されていないその記録はなんとリッター180km!!!
もうすごすぎて笑えてきちゃいますよね(笑)
この数値を見てもらえば今までスーパーカブに興味がなかった人でも一気に興味が出てくるのではないでしょうか?
そしてスーパーカブは毎年のようにモデルチェンジを繰り返しながら進化を続けていきますが、排気ガス規制、環境対策によって車重も増え燃費としては落ちてはいくのですが、最高年式のスーパーカブの数値でリッター93kmとなっています。
燃費が悪くなっているといっても、リッター93kmなんてそれだけでもかなり驚きです。
カスタムで燃費向上
カスタムで燃費向上とありますが、元が完成された車両なのでどちらかというとカスタムによって燃費は落ちていく方向という認識のほうがいいと思います。
燃費を良くするメンテナンス
ここでは燃費を良くするメンテナンスを紹介します。
こまめなオイル交換
サラダ油を使っても壊れないと言われるほど耐久力のあるエンジンですが、燃費を考えるとこまめにオイル交換をし、エンジンの負担を軽くしてあげたほうが絶対にいいです!
もちろんいくら丈夫なエンジンだからといっても機械なのできちんとオイル交換はしてあげましょう。
タイヤの空気圧調整
燃費だけを考えると路面との摩擦を減らすために空気圧を少し上げると良いです。
ただ空気圧を上げるのに比例して路面との摩擦が減りタイヤがグリップせずに転倒にもつながりますので、極端なことはしないようにしましょう。
スパークプラグの交換
ガソリンに着火するためのスパークプラグですが、高性能のイリジウムプラグに変えるか定期的な掃除をすることによって、着火効率が上がり限られたガソリンのエネルギーを最大限活用することにつながります。
燃費を良くする運転の仕方
急加速・激しいアクセルのオン・オフを繰り返さない。車と同じですが、急の付く操作は燃費に悪影響を与えます。
50ccならば30kmが制限速度で、メーカーもその速度域での性能を高めていますので30km定速走行を心がけると燃費の向上にもつながります。
このエコロジーな時代に一家に一台スーパーカブはいかがでしょうか?
通勤通学にはもちろんのこと、なんとこのスーパーカブでサーキット走行をしたり、林道走行されている猛者もいます(笑)
もし興味が分かれましたらぜひ一度スーパーカブ調べてみてください。
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