オートバイは一人で気ままに走るのも魅力のひとつですが、後ろに恋人や家族、友人を乗せてタンデムツーリングすると、楽しみの幅が広がりますよね。

ライダーちゃん
タンデム=二人乗りするならそれなりに排気量のあるバイクじゃないと、なんて思っていませんか?

ライダーちゃん
大丈夫です!125㏄のバイクでもタンデムツーリングを楽しめますよ。

今回は、タンデムツーリングに向いている125㏄の車種や、もっと快適にする方法などをご紹介していきます。

125ccでタンデムのツーリングに向いている車種は?

原付二種スクーターのタンデム性能はいかに? 二人乗りして分かったこと まとめ【穴が空くまでスズキを愛でる/スウィッシュ 試乗インプレ⑤】 - スズキのバイク!- 新車情報や最新ニュースをお届けします
https://suzukibike.jp/BIKE/17359889

タンデム、つまり二人乗り可能なバイクの条件は、

  • 排気量51㏄以上
  • 定員2名

です。

中でも通勤や買い物に便利な125㏄スクーターは、タンデムツーリングに向いています。

ここではおすすめの125㏄バイク&スクーター12種をご紹介します。

ヤマハ

YBR125

YBR125は中国ヤマハから発売されているネイキッドモデルのバイクです。

125㏄としてはやや大柄に見えますが、車体が軽いため取り回しや足つき性も問題ありません。

シートの座面が大きめでグラブバーも標準装備されており、快適なタンデムツーリングを楽しめます。

トリシティ125

トリシティ125は前輪2本後輪1本というヤマハならではの独創的スタイルが魅力のスクーターです。

タンデム走行でも前輪が安定し、コーナーを曲がるときには異次元レベルでの安定感を発揮します。

LMWテクノロジーで濡れた路面でのブレーキングも安心。車体の安定感によりタンデムツーリングでも疲れにくいのが特徴です。

NMAX

NMAXは高級感あふれる大胆なスタイリングが人気の新感覚スポーティースクーターです。

市街地を颯爽と駆け抜けるだけでなく、ワインディング走行も可能。クッション性の高い2段シート採用で、快適なタンデムツーリングを楽しめます。

シグナスX

シグナスXは幾度もモデルチェンジを重ね、スポーティーで躍動的なスタイリングを追求したスクーター。

軽快なハンドリングで操舵感にクセもなく、大型スクーター初心者でも扱いやすいのが特徴です。

カスタムパーツが豊富なため色々と手を加えたい人にもおすすめ。

スズキ

GSX-R125ABS

GSX-R125ABSは125㏄クラス唯一の本格スーパースポーツタイプです。

スリムな車体と低めのハンドル位置により、足つき性は良好。セパレートタイプのタンデムシートは肉厚で位置が高いため、同乗者も前方の景色を眺めやすくなっています。

アドレス125

アドレス125は小柄な女性ライダーでも楽々扱えるコンパクトなボディにパワフルなエンジンを搭載した「通勤快速」の異名があるスクーターです。

コンパクトといっても足元スペースは広々としており、ロング&ワイドのシートはタンデムでもゆったりとしたポジションを確保できます。

スウィッシュ

スウィッシュはコンパクトな車体の前後に10インチのタイヤを装着し、街中でのキビキビとした軽快な走りを実現させたスクーターです。

前後一体型シートですが段差があり、タンデム走行でもゆとりのあるポジションをキープ。

リアサスペンションは3段階のスプリング調整ができるので、好きな硬さを選べるのが特徴のひとつです。

大容量の収納スペース、USBソケット、リアキャリアなど実用装備も充実。

ホンダ

スーパーカブC125

スーパーカブC125はレトロなフォルムが人気のエレガントスタイルのバイクです。長時間走行でも疲れにくく、足つき性も良好。

同乗者は膝を極端に曲げることなく座れるため、タンデムツーリングも快適です。

CT125・ハンターカブ

CT125・ハンターカブは街乗りやツーリングまで幅広く活躍する、新時代のハンターカブです。純正タイヤはオン・オフ両用タイプで、アウトドアを楽しむにも最適。

大きなリアキャリアは直接座っても意外と快適な上つかむところが多く、同乗者が疲れにくいのがポイントです。

PCX125

PCX125は125㏄クラスにしては大柄な車体と上質な走り、精悍なデザインが人気のスクーターです。

タンデムツーリングを楽しむには、クラブバーを追加したり、硬いリアサスを交換するなどの工夫をすると、同乗者も安心&快適ですよ。

リード125

リード125はホンダのロングセラーモデルのひとつで、スポーティーなデザインと低・中速域での加速能力が自慢のスクーターです。

シート幅が広くなく足つき性も良好で、押し歩きの際の取り回しも楽々。

段差つきシート採用でタンデムツーリングも快適です。

そんな見た目とは裏腹にシート下の収納スペースは大容量の37Lもあり、サイズによってはヘルメットが2つ入るのも魅力。

SYM

JOYMAX125i

JOYMAX125iは高品質+コストパフォーマンスに優れる台湾のバイクメーカーのラグジュアリーなスクーターです。

250㏄クラスの車格と125㏄とは思えないボリュームのボディが特徴。

シート下にはヘルメットが2つ入る収納スペースがあり、小さなランプがついていて便利です。

スタートダッシュはゆっくりめですが、座り心地の良いシートとバックレスト、大型スクリーンの効果でゆったりと長距離のタンデムツーリングを楽しむのにおすすめ。

タンデムツーリングに125㏄がおすすめなのはなぜ?

50㏄スクーター、いわゆる原付は通勤や買い物の足として便利ですが、誰かを後ろに乗せて走ることはできません。

125㏄ならタンデムツーリングが可能で、セカンドバイクとしても人気があります。

しかしそれ以外にも125㏄のバイクがおすすめの理由があります。

免許を取り直す必要はない

125㏄は原付2種に分類されます。

当然のことですが、125㏄のバイクは自動二輪免許を持っていれば運転可能です。

タンデムツーリングのために大型二輪の免許を取って大型のバイクを買わないと!ということはありません。

コスパがよい

125㏄のバイクは排気量が小さく車体も軽めなので、燃費が良いという特徴があります。

また125㏄以下のバイクは自動車重量税がかからず、軽自動車税は原付の2000円に対し2400円と大きな差はありません。

保険料についても、強制保険(自賠責保険料)は原付と同額の7500円、任意保険は四輪車と併用であればファミリーバイク特約を利用することができます。(ただし保険会社によります)

法定速度は自動車と同じ

セカンドバイクを持つにしても、125㏄なら原付のように二段階右折をする必要はありません。

また通行車線の制限もなく、一般道では法定速度30㎞/hの制限がないため車と同じ速度で走行可能です。

また、タンデムツーリングをするなら荷物は二人分。

125㏄スクーターの場合は収納スペースが大容量のタイプが多いので、荷物の置き場に困らないというメリットがあります。

もっと快適に125㏄でタンデムツーリングを楽しもう

125㏄のバイクに限らず、タンデムツーリングを楽しむなら一工夫するのがおすすめです。

オートバイ用インカム

バイクの前後に乗って、しかもヘルメット越し。これでは走行中にお互いの意思疎通ができませんよね。

ヘルメットの中にインカム(マイクとスピーカー)を付けることで同乗者との会話が可能になり、ツーリングが一層楽しいものに。

特に初めてのタンデムの場合は、加速や停止、コーナーを曲がるタイミングなどを伝えることができるので、同乗者も安心して乗っていられますよ。

複数のインカムをつないでバイク仲間とツーリングをするのも楽しいかも。

タンデムベルト

ライダーの腰や上半身に着用し、同乗者が落ちないようにするためのグッズです。

子供を乗せるならリュック型、大人の場合はベルトタイプなど、用途に合わせて選ぶことができます。

同乗者の安全・安心のためでもありますが、コーナリングでの体重移動や加速・減速がしやすくなるといったメリットもありますよ。

その他、車種によってはタンデムバーを追加するとより安心です。

番外編!モンキー125でタンデムツーリングはできる?

同じ125㏄でもモンキー125はタンデムツーリング可能なのでしょうか。

実はモンキーは一人乗りバイクなので、そのままでは「定員外乗車違反」になってしまいます。

どうしてもモンキー125でタンデムをしたい場合は、

  • タンデムステップ
  • 二人乗りできるタンデムシート
  • タンデムバー

を装着し、各市町村に「搭乗者の構造変更」を認めてもらう必要があります。

もちろん足回りやシートレールの強化なども必要で、さらに保険会社へ搭乗者保険が適用されるかについて確認しないといけません。

そんなに手間もお金もかけられないし安全性に自信がない、という場合は、同じホンダのグロムにモンキーの外装を装着するという手段があるそうです。

まさにコラボカスタムですね。


125㏄でタンデムツーリングするなら、

  • 同乗者が疲れにくいタイプの125㏄バイク&スクーターがおすすめ
  • インカムやタンデムベルトなどを利用するとよい

一般道なら免許取得から1年以上経過していれば、125㏄のバイクでタンデムツーリングをすることが可能です。

ライダーちゃん
恋人や家族を乗せ、いつもとは違ったツーリングを楽しんでみてはいかがですか。

Twitterでフォローしよう