大人気のクロスカブ、実際に林道を走れるのか?
日常生活でも使い勝手が良いクロスカブですが、アウトドアシーンでの活躍は更に幅が広く
燃費と積載量と走破力で、頼れる相棒になること間違いなしです。
そんなクロスカブでどの程度の林道を走れるのか?クロスカブで林道を走る為にオススメのカスタムは?
というお話から実際に林道を走る時の注意点や装備のオススメまでしっかり解説してきます!
※2023年8月2日に最新情報を更新しました。
クロスカブの林道走破性

画像引用:Motor-Fan BIKES
クロスカブの林道走破性は、流石に「クロス」の名を冠しただけはある!?
ハンドル幅やサスの許容量が未舗装路では大活躍!
実際にエンデューロレースにクロスカブで参戦する猛者もいます!
このようにフラット林道だけでなく、カスタムや自分のテクニック次第では、本格的なオフ車が行くようなラフな林道やガレ場でもグイグイ走れます。
街中から林道まで幅広く楽しめる「クロスカブ」は、通勤だけでなく「休日にも使える頼もしい相棒」と呼べるでしょう。
クロスカブの楽しみ方
クロスカブの楽しみ方は様々。
クロスカブは日常のツールとしての通勤から、休日の相棒として様々なシーンで活躍します。
燃費の良さでのロングツーリングやちょっとした林道に、荷物を沢山積めるのでソロキャンプや先に述べたようにオフロードレースに参戦など、アイデア次第で幅はどこまでも広がります。
現行型は電子制御のPGM-FIを採用し、排気ガスを抑制して環境にも優しく、シフトは4段リターン式で変速ショックを軽減する為に2段クラッチを採用。
他簡単な比較表は以下のようになります。
50cc | 110cc | |
---|---|---|
始動方法 | セルモーター・キック | |
共通装備 | LEDライト・ライトガード・専用リアキャリア | |
燃料消費率 | 94km/L | 61km/L |
タイヤ(ホイール径) | 14インチ (取り回し重視) | 17インチ (走破性重視) |
シート | 薄め(足付き重視) | 厚め(乗り心地重視) |
他装備 | 可倒式ステップ リアマッドガード |
なんと「くまモンモデル」もあるらしいので、人とは違うクロスカブを求める方は是非・・
林道を走る為にやっておきたいカスタム
クロスカブはそのままでも軽い林道は走破できるスペックを持っているが、更にディープな林道を楽しみたい場合は以下のカスタムは必須です。
- アップマフラー
- アンダーガード(エンジンガード)
林道を走る上でネックになるのは「段差」や「岩場」なので、これを回避できる地上高を稼ぐカスタムと、110ccの場合はリアタイヤを16インチ化することで、完全なオフ車用のタイヤが選択肢に入る。
また転倒に備えたナックルガード(ハンドガード)やライトガード、狭い道を行くのに自在に動くモトクロスミラーもあると便利です。
他にも、サブフレーム(強化フレーム)などのカスタムパーツが沢山出ているのも、クロスカブの魅力のひとつ。
目的や生活スタイルに合わせカスタムパーツを組み合わせ、自分だけのクロスカブに仕上げよう。
林道に入る前に確認しておく所
林道に入る前には以下を確認しておこおう。
- 燃料
- 装備
- 車両の通行規制はかかっていないか
ガソリンの量は必ず確認しておきましょう。
林道でのガス欠は給油ポイントも無いので、どうにもならなくなります。
また装備の正しい着用や、漏れがないかの再確認をしましょう。
林道は作業用道路かつ自然道ですので、降雨の後の崖崩れなどで通行止めになることもあります。
先週行けたから、と行っても状況次第では入れない場合もあるので入り口でしっかり確認しましょう。
役所のHPなどで交通規制に関して表示されている場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
また林道は「作業路」「生活路」ですので、地域の人の日常生活の道路となっています。
車が来ないことを前提に、山菜採りや子供が遊んでいる場所もあるかも知れませんので、常に安全と配慮を忘れずにお願いします。
用意しておきたい装備
林道を走る時に用意しておきたい装備は以下のようなものです。
- グローブ
- オフメット
- ゴーグル
- オフロードブーツ
- プロテクター類
- 水
- パンク修理剤
転倒の危険性が一般道より高くなるので、腰・脊髄・胸を守る為のプロテクターや装備は必須です。
途中で自動販売機などはありませんので、水分を必ず補給できるように持参しておきましょう。
また石や段差も多くなるので、万一に備えてパンク修理キットを携帯しておくことをお勧めします。
林道も色々あるので一概には言えませんが、「未舗装」であることを前提に、自分の身を守る為の装備はしっかり整えておいた方がようでしょう。
一人で林道は危険
1人で林道に行くのは危険です。
特に慣れないうちは気軽に行って、先で何かあった場合に対処できなくなることもあるので注意しましょう。
一般道と違い「未舗装路」ですので、転倒のリスクだけでなく「転落」のリスクも出てきます。
また作業路ですので、カーブミラーなどの安全設備が無い中で、作業用のトラックや重機などの往来も予想され危険性が高まります。
兄弟車ハンターカブ
ハンターカブはクロスカブの兄弟車です。
元々はスーパーカブベースの猟師向けのカブとして「ハンター用」の仕様名を与えていたものが、そのまま通称になっています。
現行型はスーパーカブC125ベースで様々な補強を施し、前後サスを延長するなどで更に快適に。
大型キャリア搭載や最高出力8.8psのエンジンであらゆるシーンを走破していきます。
クロスカブがシティユーザーの使い勝手も意識したモデルだとすれば、ハンターはもっと山岳地帯など過酷な状況を想定して作られたまさに狩猟(ハンター)用のカブです。
通勤から林道まで幅広く対応する頼もしい相棒それが「クロスカブ」
アフターパーツも多くカスタマイズ性も高いので、自分だけのクロスカブが作れるのも魅力です。
林道を走る時はしっかりと装備をして、自分の身を守ってください。
林道走行はアスファルトの一般道と違い、様々な危険が伴いますので、装備や準備はしっかりと行い必ず誰かと一緒に行くようにしてください。
また林道だけで無く、キャンプやツーリングなど、「クロスカブ」は幅広いバイクライフを楽しむことができます。
単なる通勤の足としてのバイクではなく、自分専用の頼もしい相棒「クロスカブ」でお出かけしてみませんか?

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