ウーバーイーツの配達にバイクを利用している方が増えていますね。

人気カフェやレストランの料理などを届けてもらえる便利なシステムですが、届ける側としてはバイクの駐車禁止や保険についてが気になるところでは。

そこで今回は、ウーバーイーツの駐車禁止対策やドライバーに適用される保険について解説していきます。

特に保険に関しては非常に重要なことなので、ウーバーイーツ配達にバイクを利用している方、これから始めようという方は必見ですよ。

 ウーバーイーツのバイクの駐車禁止対策?

ウーバーイーツ配達でバイクを利用して、たった5分ちょっと離れただけで駐禁をきられたドライバーもいます。

デリバリーで稼いだ分が駐車禁止の罰金で水の泡にならないように、デリバリー受け渡し場所ごとの注意点をまとめました。

デパート

デパート内にあるお店に行く場合は、デパートの駐車場あるいはお店が指定する駐車場に駐車します。

その際は駐車料金を確認することをお忘れなく。

レストラン

レストランに行く場合は、レストランが指定する駐車場を利用するか、レストランから見える位置にバイクをとめます。

ただし待ち時間が長い場合や、レストランからバイクが見えないような場合は駐車禁止のリスクが高まるのでご注意ください。

さらにレストランが建物の2階以上にある場合も注意しましょう。

 マンション

マンションへと届ける場合は、マンションの「敷地内」に停車すれば駐禁の対象にはなりません。

ただし、マンションの警備員に一声かけるなどの配慮が必要です。

またマンションの床にバイクで傷をつけないようにくれぐれもご注意ください。

敷地内に停車できない場合は敷地外にバイクをとめ、5分以内に受け渡しを済ませましょう。

一戸建て

最も駐車禁止のリスクが低いのは一戸建てへの配達です。

といっても敷地内にバイクを止められない場合もあるので、やはり5分以内に受け渡しを済ませることをおすすめします。

スマホアプリでキャンセル出来る

ウーバーイーツは配達をキャンセルすることができます。

ただし配達をキャンセルする場合、デメリットもあることを覚えておくといいでしょう。

キャンセルの方法

ウーバーイーツの配達キャンセルは以下の手順で行います。

  1. スマホアプリの画面下にある、お店情報(または注文者情報)をタップ
  2. 画面左下に出てくる赤い丸をタップ
  3. 「問題を報告する」画面になるので、キャンセル理由を選ぶ

ただし、お店や配達先がわからない、商品を落としてしまったなどのトラブルの際は、慌ててキャンセルする前にお店に電話したり、サポートセンターに相談することをおすすめします。

こんな場合はキャンセルもアリ

ウーバーイーツの配達の際、駐車禁止のリスクが高い場合はキャンセルするのも一つの方法です。

バイクの駐車禁止については完全に自己責任であり、罰金を支払う羽目になってもお店やお客はもちろん、ウーバーイーツ側は対応してくれません。

駐車場料金についても完全自己負担です。

次のような場合はキャンセルを検討するといいでしょう。

  • お店から見えないところや、すぐに戻れない場所
  • 待ち時間が長い場合
  • 人通りの多い場所(取り締まりが多い)

ウーバーイーツ配達キャンセルのデメリット

駐車禁止のリスクが高いなどの理由で配達をキャンセルをすると、「キャンセル率」が上がります。

このキャンセル率が最高限度をオーバーすると、アカウント停止になる恐れも。

その場合アカウントの復活は不可能なので、キャンセルのしすぎにも注意が必要です。

ウーバーイーツのバイク保険はどうするべき?

ウーバーイーツの配達にバイクを利用すると、それだけ事故に遭う確率が高くなります。

自分が大けがを負ったり、通行人に大ケガをさせてしまう可能性もゼロではありません。

そこで覚えておいてほしいのが、どの保険に加入すればどこまで補償してもらえるのか、という点です。

ここではウーバーイーツ配達パートナーに適用される保険や、注意点などを解説します。

ウーバーイーツ配達パートナーに適用される保険とは?

ウーバーイーツ配達パートナーになると、「バイクで配達中」は「配達パートナー向けサポートプログラム」が適用されます。

配達パートナー向けサポートプログラムとは?

ウーバーイーツと業務提携をした時点で自動加入できるサポートシステムです。

ウーバーと三井住友海上火災保険の包括連携協定に基づいています。

補償内容は以下の通り。

・対人・対物賠償責任制度の補償内容・・・上限1億円

例えば、

  • 配達中に歩行者にぶつかってケガをさせてしまった
  • 商品の受け渡しの際誤って料理をこぼして注文者にやけどを負わせてしまった
  • 配達中に注文者の自宅や第三者の車両に損害を与えた

という場合に適用されます。

本人の障害保障制度の補償内容は以下です。

医療見舞金上限50万円
死亡見舞金1000万円(葬式代は上限100万円)
後遺障害見舞金最大1000万円
入院見舞金1日7500円(最大60日まで)
配偶者・被扶養者見舞金1人あたり15万円

例えば、

バイクで配達中に車とぶつかり自分がケガをした

商品受け取り時に誤って料理をこぼしてしまい自分がやけどをした

という場合に適用されます。

配達パートナー向けサポートプログラムが適用される「配達中」とは?

配達中とは、配達リクエストを受けた時点~配達完了まで(またはキャンセルするまで)の間を指します。

つまり

  • 目的のエリアへ向かう間
  • 配達リクエストを待っている間

に事故にあったとしても適用されないので注意が必要です。

バイクの任意保険は「業務中」に適用される?

ライダーさんなら、自賠責保険と任意保険には加入していると思います。

「配達中以外に事故に遭ったとしても、自賠責と任意保険に加入しているから安心!」

と思っていませんか。

しかし自賠責保険は最低限の補償のみで、任意保険は保険会社によっては「業務中」の事故は適用外になることもあるのです。

ウーバーイーツ配達は「業務」とみなされるのかと言えばウーバーイーツなどのフードデリバリーサービスは、「業務」とみなされます。

「業務中」の事故は適用外としている保険会社もあり、配達リクエスト待ちの間などの「配達中以外」に事故に遭ったとしても、補償は受けられません。

 ウーバーイーツでバイクに乗るなら任意保険の見直しを

ウーバーイーツでバイクを利用する場合、配達中は配達パートナー向けサポートプログラムが適用されます。

しかし、

  • 対人賠償は最大1億円までであり、それを超えると自己負担になる
  • 本人の障害保険は1000万円までで、もし後遺症が残るような大ケガをした場合は不足する可能性が高い
  • 配達中以外の事故に適用されない

これらの点を考えると、業務にも適用されるバイクの任意保険に加入しておくのが安心といえるでしょう。

すでに加入している任意保険が「業務」に適用しているかをしっかり確認することをおすすめします。


ウーバーイーツ配達でバイクに乗るなら、

  • 駐車禁止対策を覚えておく
  • リスクが高い場合は配達キャンセルを検討する
  • バイク保険を見直す

以上のことが大切です。

駐禁をとられるのも痛いですが、事故に遭うと痛いだけでは済みません。

自分は大丈夫!

などと思わず、万が一に備えて行動するといいでしょう。

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