原付の2ストが規制されたのは何故?今でも乗ることはできるよ!

2スト(2ストロークエンジン)の原付は、現在では見かけることが少なくなってきました。

何故なら、規制によって日本では2ストの原付は生産されなくなってしまったからです。

2スト好きな人にとっては残念ですよね。

でも、今でもまだ乗れる機会がゼロになった訳ではありません。

今回は2ストが規制された理由と、今からでも乗れる方法をご紹介します。

もし乗る場合には、後半に説明する注意もよく読んで、安全運転で走るようにして下さいね。

原付の2ストが規制された理由

画像流用:WEBヤングマシン

2ストが規制された理由は、環境汚染への配慮によるものです。

2ストというのは、エンジンを動かす仕組みの名称のことなんです。

車やバイクが走ると、排出ガスが出ますよね。その排出ガスの中には、「未燃焼ガス」という有害なガスが含まれているんです。

有害なガスは、光化学スモッグを発生させる原因となります。

また、発がん作用のある物質も含んでいるので、人体への影響もとても大きいんです。

そのため、有害なガスは環境汚染への対策をするうえでは減らさなくてはなりません。2ストはその未燃焼ガスを少なくすることができないので、問題視されることとなりました。

未燃焼ガスを少なくするための研究もされたようですが、結果的に2ストは使用を中止するのが一番だということで、1999年に本格的に規制されたのです。

その代わりに、4スト(4ストローク)というエンジンが使われるようになりました。走る際に排出される未燃焼ガスが、2ストよりも少なくて済むエンジンです。

新しく生産される車やバイクは4ストが使用される決まりになったため、新車で2ストのバイクを手に入れることはできなくなりました。

まだ中古やミッションなどで乗れる

2ストはパワーなどの面では好む人も多かったので、もう乗れないと思うと残念ですよね。

でも大丈夫、まだ乗れる機会はあります。

もし2ストに乗りたいと思ったら、まずは中古車やミッション(MT)のバイクを探してみましょう。

中古車は以下の条件であれば、まだ2ストのエンジンでも走ることが認められています。

【製造年が、排出ガス規制がかかる前のもの】

バイクが生産された年式が規制前のものであれば、通常の原付と同様に道路を走ることができますよ。

原付でもスクータータイプではなく、スポーツタイプやオフロードタイプのミッションバイクまで視野に入れれば、選択肢は更に広がります。

ヤマハやカワサキ、スズキなどの各メーカーから出ていた50ccの2ストモデルは未だに人気が高く、状態の良いものは高い値段で売られていることもありますよ。

もしミッションタイプに魅力を感じるならば、選択の候補に是非入れて下さいね。

また、海外のメーカーでは2ストの原付(スクータータイプ)をまだ生産しています。

もし新車で探すなら、海外メーカーで探してみて下さいね。

中古を買う際の注意点

もし中古で2ストのバイクを買おうとする場合は、選び方に注意が必要です。

規制される前に製造されたバイクは、当たり前ですが現在は年数が経過しています。

バイクは乗らなくても放置しっぱなしでは状態が悪化しますし、逆に沢山乗られていれば部品の消耗などもあります。

きちんとメンテナンスして大事にされてきたバイクならば良いですが、劣化状態が酷いバイクは選ばない方が良いでしょう。

中古でバイクを買う際は、できれば実物を見て、エンジン音などの確認もできる状態で買うのが安心ですよ。

2ストのデメリットを理解しておこう

2ストには加速が速いなど魅力的な部分もあるんですが、デメリットもあります。現在主流の4ストに比べると、扱いに気を付けなければならない所があるんですよ。

もし以前にも2ストバイクで走った経験があるならば問題ありませんが、初めて乗る場合は2ストのデメリットをきちんと理解してから、運転して下さいね。

デメリットは以下の点です。

  • エンストしやすい
  • かぶる
  • 燃費が悪い

4ストに比べて、2ストはアイドリングが不安定です。そのため回転数がすぐに落ちてエンストしやすいので気を付けましょう。

エンスト防止には、信号待ちの際に軽くスロットルを回すのが有効です。

たまに赤信号の間「ブィーン、ブィーン」と音を出しているバイク乗りを見かけることがありますが、あれはイライラして煽っているのではなく、回転数を維持するためにやっている場合もあるんです。

冬などの寒い環境や、出発後のエンジンが温まりきっていない時は特にエンストしやすいので、回転数に注意して下さいね。

次に、2ストは低回転のままで走り続けると、かぶるという症状が起こりやすくなります。

燃え残りのオイルやガソリンが内部に溜まっていくことによって、エンジンがかからなくなる症状なんです。

ミッションタイプの場合は自分でギアを変えて走らなくてはならないので、速度にあったギアに小まめに変えるようにしましょう。

このように、4ストではそれほど意識していなかったような走り方の部分に、細かい配慮が必要になってきます。

そして最後のデメリットは、2ストは燃費が悪いということ。

これはかなり有名な話なので、2ストのイメージとして持っている人も多いと思います。2ストは4ストに比べると、エンジンを回転させるために多くの燃料を消費してしまうのが原因です。

ただし、2ストにこだわってバイクを乗る人は燃費の悪さも知ったうえで選ぶ人が多いため、そこまで重要ではないでしょう。

エンジンの焼き付きに気を付ける

2ストのバイクは、走るのにオイルが必須です。

オイルを燃やしながら走るため、オイルが無くなった状態でエンジンをかけると故障してしまうので注意しましょう。

これは「焼き付き」という症状で、オイルをすぐに足したからといって復活するような単純な故障ではありません。

内部のパーツ交換が必要になるなど、手間のかかる修理をしなくてはならない場合もありますので、オイルは絶対に切らさないようにしましょう。

オイルは専用のものを入れる

2ストに入れるオイルと、4ストに入れるオイルは種類が違うんです。補充の際は、間違えないように気を付けて入れましょう。

もし2ストに4スト用のオイルを入れてしまっても、すぐに異常が起きるわけではありません。

でも、いずれは支障が出てしまうので、間違えて入れてしまった場合は早めに抜いて2スト用のオイルを入れ直しましょう。


2ストの原付は排出ガスが理由で規制されてしまいましたが、現在でも中古や海外製のものであれば乗ることができます。

中古で買う場合は、状態のなるべく良いものを選ぶようにすると長く乗ることができますよ。

また、2ストは4ストと違って乗り方やオイル補充など気を付ける点がありますので、初めて乗る際は注意しましょう。

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