原付に軽油をいれてしまったときの対処法!絶対にしてはならない事!

「原付に誤って軽油を給油してしまった!こんな時どうしたら良いのだろう?

このまま走っても良いものだろうか・・?」

皆さんがもし、こんな状況になったら大変です。

そんな万一の場合にも慌てないように、対処法をご説明するとともに

そもそも「ガソリン」と「軽油」の何が違うのかについて今回はお話します。

「結局同じような燃料だから大丈夫じゃないの?」

「軽油だから軽い車は大丈夫ってことでしょう?」

などと思う人がもしいれば、尚更間違いが起こる前に最後までしっかり読んでください!

原付に軽油をいれてしまったときの対処法

画像引用:自動車情報・ニュース WEB CARTOP

原付に軽油を入れてしまった時、忘れてはいけない最初の対処は「エンジンをかけてはいけない」です。

まず絶対にエンジンをかけないこと。

セルを回し燃料を回してしまうと、タンクだけでなく燃料が通るライン全てに軽油が入ってしまいます。

誤って給油した場合は、決してエンジンをかけずに、処置としてはタンクからの抜き取り作業をするしかありません。

繰り返しますが間に合うならまず「絶対にエンジンをかけない」でください。

どんな工具が必要なのか?

軽油を抜く際の工具は、基本工具でも充分に対応できます。

(応急)

  • 廃油受け
  • 灯油ポンプと僅かな長さのホース

(整備)

  • ドライバー等基本工具
  • ラジオペンチ
  • プラグレンチ
  • エンジンオイル交換一式(4サイクル車)

応急処置

とりあえず応急処置で有名なのは「灯油ポンプ」で抜くという作業。

そう、あのシュポシュポするアレです。

先端にホースをつけると多少奥までは入りますが、最近は給油口自体が狭いものもあるのでそれは現場で合わせるしかありません。

ひたすらシュポシュポして、抜けるだけ抜いたらガソリンを給油して薄めて走行する、という方法が応急処置。(※廃油はガソリンスタンドで捨ててくれますので、排水溝などに絶対に流さないでください。)

もう少しきちんとした対応

次に腰を据えて直す場合のやり方で

  1. 上記のやり方で燃料を抜けるだけ抜きます。
  2. 燃料ホースを外し、キャブ側に入ってる方のホースを抜いて出す。

というやり方で、ホースを留めている「カシメ」をペンチで摘むと緩められるので、あとは引き抜くだけです。

あえてタンク根本側でなくキャブ側(燃料コック側)を抜くのは、流通ルート上の先にあたる為抜けにくいのと作業し易いだけでなく、万一に後々取り付けを誤っていたり、緩くてホース抜けしたりで燃料漏れを起こした際に目視で見つけ易いことも含まれます。

完全に抜けるわけではないので、走行後はキャブの洗浄、プラグ磨きなど状況に応じた対処が必要になります。応急後は点検に出すことをオススメします。

どこに頼めば直してもらえるの?

応急処置はJAFなどで、完全なる修理は最寄りのバイク屋さんになります。

最近では地域により「バイクの出張修理」というのもありますので、出張費は当然かかりますが、どうしても対応できそうにない場合は、そんな業者さんにお願いするのも一つの手段となります。

ガソリンスタンドも車検整備などを取り扱うお店で、「整備資格を有する従業員」さんが居るとやってくれたりします。

しかし車がメインなので、例え整備士さんの居る時間帯だったとしても、バイクだとその方の得意不得意の判断により断られる場合もあります。

基本的に整備はやってないお店だったり、または時間帯によっては安全監視のアルバイトさんのみなどの時もあるので「スタンドでやってくれる」という前提はあまり持たない方が良いでしょう。

軽油の量が少なければ大丈夫って本当?

軽油の量が少なければ、大丈夫というよりも「とりあえず燃える」のでなんとかなる、という状況になります。

まず燃焼させる方式がガソリンと軽油では「全く違う」ことをご理解ください。

しかし間違えて水を入れたわけではないので、「燃えるには燃える」のです。

応急処置では完全に抜くことは不可能ですが、キャブに行く割合をガソリンの方が濃くなるようにして、残りの軽油を薄めてしまえば「なんとかなる」というお話です。

あくまで応急ですので、必ずキャブや燃料ライン、プラグなどの清掃や交換を後から行ってください。

軽油のまま走って最悪の場合はどうなる?

もし、しっかりと軽油の量が入ったまま走ると、症状として加速やアイドリングが安定しません。

燃えない部分が増えるので点火できず、エンジンがかからないというところから始まり、仮にかかっても「なんかおかしいなあ?」というレベルではなく、素人でもこれはおかしいと確信する程の異音や異常を感じると思います。

黒煙をものすごくあげたり、エンジン振動が明らかに変だったりと体感できるような異常です。

軽油はガソリンと粘度が数倍違い、先に述べたように引火点も全く変わってきます。

まず粘度差により噴射ラインが目詰まりする恐れや、引火点の違いから燃えずにシリンダー内に溜まって行くなどでエンジンを壊してしまいます。

どのくらいの量なら大丈夫か、と言われても車両状況により様々ですが、ガソリン満タンに対し内軽油1〜2割程度ならば車両側が頑張ってくれるのではないか、というお話ぐらいです。

しかし、これは走行できるのではないか、というお話で「壊れません」というお話ではありません。

応急処置や仮走行後は必ずオイル交換から各部の洗浄・清掃(場合によっては交換)を行ってください。

燃料入れるのが面倒なら電動バイクもあり

燃料の油種間違いなどを心配するのがもう面倒だ!という人向けに最近は「電動バイク」があります。

皆さんは某TV番組で有名なコメディアンの人がやっている「電動バイクの旅」見たことありますか?

私は結構好きで見ていまして、見た目は普通の原付のモデルで、見ていて「電動バイク」はこんなに進化してるのか・・と衝撃を受けたのが始まりです。

まだまだカタログ値で1.6psくらいとパワー不足が否めない場面もありますが、価格も非現実的では無い値段です。

急坂用に数秒間だけ電圧をかけてパワーを上げる装置だったり、充電が切れたら家庭用電源で2時間で満タンになるなど、通勤程度なら1番良いのではないかと思ってしまいます。

車ではすでに普及しているので、同じように電動バイクの進化が続けば「AKIRA」の金田のバイクのようなものが、市販化される時代も近いのかもしれませんね。


今回は原付に誤って軽油を給油してしまった場合の対処をベースに、「ガソリンと軽油」の違いについてもよくご理解をしていただきたくて記事にいたしました。

セルフスタンドの普及により、個人の間違いから油種間違いで来るJAFへの出動要請は300件近いと聞きます。

道路交通法の改正で日常点検も義務になり、日々「自己責任」の部分がより鮮明になってきた免許制度ですので、正しい知識を持って自分で管理してく他ありません。

単なる間違いが故障という費用の損だけならまだしも、事故に繋がればご自分やご家族もみんな不幸になります。

バイクは特にタイヤ2つという前提ですので、車と違い「転倒」のリスクも加わってきます。

なんらか正常でない状況になった場合には、「このくらい大丈夫だろう」という気持ちは持たずに、すぐに停車し安全を優先してください。

車と違うことでの幸いとしては、原付には「押して帰る」選択肢だってあります!

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