マフラーの磨きでチタンの場合のやり方!高いマフラーだから慎重に!

軽さと焼き色の美しさそして独特の音が魅力のチタンマフラーは、高価なマフラーでもあるので大事にしたいですよね。

しかし、いざお手入れをしようとしてもどうやれば良いのか?

ステンレスマフラーのように、ピカールなどの研磨剤を使ってゴシゴシ磨いても大丈夫?綺麗な焼き色は実際どうやって入れてるの?

今回はそんな疑問にお答えしつつ、正しいお手入れ方法をお伝えしたいと思います。

チタンのマフラーの磨き方

画像引用:山形魂

チタンマフラーの磨き作業はステンレスマフラーと同様で大丈夫です。

ピカールなどの研磨剤も使用して問題はありませんし、熱で白浮きした汚れなどは耐水ペーパーなどで磨いても大丈夫です。

業者さんなどは汚れが酷いものにはドリルに研磨用のヤスリをつけて磨いたりもしていますが、状況に合わせて磨き目の番種は選んで使用しましょう。

心配な時はまず目立たない場所から磨いていき、フルエキなどの場合は最初にマフラーエンドだけや、エキパイ部分を全体的にやってみてから、問題なければ最後にサイレンサー本体に入ると良いと思います。

また、磨いた時に焼き色は落ちますので、最後に必要であれば「焼き色を入れる」作業が入ります。

この焼き入れ作業については、後半でまた改めてご説明致します!

磨く際につかうもの

チタンマフラーを磨く際に使用する、また使用できるものには以下のようなものがあります。

  • 手袋やウエス
  • ポリッシャーやドリルなどの電動工具(有れば)
  • サンドペーパー
  • 耐水ペーパー
  • 研磨クロス
  • メタルコンパウンド
  • ピカール
  • ステンマジック
  • パーツクリーナー(脱脂用)

などなど、基本的にステンレスや鉄製マフラーの研磨に使うものはおおよそ使用可能です。

錆が出ない分よほど古いマフラーを譲ってもらって再生するなどの状況以外での、「汚れを落とす」だけの磨きは市販ケミカルだけでも簡単に済むと思います。

磨く時の注意点

チタンマフラーを磨く際の注意点は磨いたあとは「必ず脱脂する」ことです。

油分が残ったままエンジンをかけて熱を加えると、その部分が焼けた時に「シミ」になることはあります。

ケミカル類の拭き残しだけでなく、自分の手の脂や汚れなど何が残るかわかりませんので、磨いた後の入念な脱脂だけは必ずやっておきましょう。

厚みは全体的に1ミリ近くあり、曲げ部でもそれなりの厚みが残りますので、基本的に磨くことで穴が空いたりという心配はありません。

また研磨剤だけで行う場合にも、研磨量が強いものから薄いものへ「重ね使い」することで、ヤスリまで使わなくとも汚れは落ちる場合もあります。

心配な時は「目立たない場所から作業を始めていく」のはどんな作業でも共通ですので、いきなり目立つ部分から始めないようにしましょう。

そして繰り返しますが、ケミカル使用後は尚更「必ず脱脂」してください。

焼き色の正体

チタンマフラーの焼き色の正体は、「ヒートグラデーション」と呼ばれるもの。

チタン原子と酸素が結合してできる「酸化皮膜」のことです。

熱量に応じてイエロー系の色からパープル系に、そしてブルーの綺麗な焼き色に変化します。

これらの状態が多様に合わさる色彩が虹色に見えて美しいということです。

私たちがチタンと聞いて真っ先にイメージするあの色は、実は化学変化によるものなんですね。

美しく焼き色をつける為に

チタンの焼き色をつけるには2種類の方法があります。

  1. 電解液に浸して電流を流す
  2. バーナーで炙り焼く

「1.」については「プライベーターがやれる作業」とは言えませんので詳しいご説明は割愛しますが、劇薬に近い電解液に浸した状態で、専用の装置で電流を流しチタン表皮(酸化皮膜表面)を改善するという方法。

「2.」が主体になると思いますが、これも温度で色が変化していくのを調整しますので、素人仕事と職人さんでは仕上がりに劇的な差が出てしまいます。

やり方としてはご自宅でやる場合、ホームセンターなどで手に入るカセット式のガスバーナーで炙ると徐々に色が変わっていきます。

適度な焼き色になるまでひたすら炙り続けるのですが、焼きすぎるとまた色が戻りますのでご注意ください。

色のイメージとしては

イエロー→パープル→ブルー→薄いブルー→イエロー(ベース色に近い)、となります。

まずは目立たない部分でやってみて、どの位炙ると良い焼き色になるのか確認してから全体に入りましょう。

コツとしては少し距離を置いて「点」より「やや面」を意識して熱を入れていく、ということです。

すぐに変化するわけではないので、ゆっくりと行ってください。

またバーナーを使用しますので、部屋の中での作業はせずパーツクリーナーやケミカル類、ウェスなどが近くにないことを確認して消化器を置いて作業しましょう。

仮に「焼き入れ」に失敗してしまっても、ケミカルでゴシゴシやれば落ちますのでご安心ください。

究極に美しい焼き色を求めるならば何度も練習し技術を上げるか、専門の職人さんにお願いするという選択肢になるかと思います。

日頃の手入れの仕方

チタン素材の特性上、本来は水洗いで充分汚れ落としができますので、普段からのメンテナンスでは汚れを感じたら積極的に水洗いで汚れを落としておきましょう。

また素材がチタンですので、錆の心配はありません。

焼き色を落としたくない場合は研磨剤などは使わないで、水洗いをしっかり行いましょう。

降雨の中の走行やツーリングなどで長時間使用した場合は、どこかで油分を拾ってしまい熱で「点シミ」になってしまっているところがあるかもしれません。

とりあえず水洗いから行っていき、脱脂してみて落ちなければケミカルで磨くと落ちますので心配は不要です。

ただしケミカルを使うと「焼き色」も一緒に薄くなりますのでご注意ください。

全体的に鉄やステンレスなどよりはメンテナンス性がよく、お手入れは簡単ですので普段から大事にしていきましょう。


最高級の素材であるチタン素材のマフラーは、バイク乗りなら一度は憧れるもの。

しかしそのマフラーが汚れていてはお話になりませんので、日頃からのメンテナンスはしっかり行っておきましょう。

焼き色についても、最初はうまくいかなくても慣れてくるので、期間をおきながら何度かやっているうちに満足いく「焼き」が入っていくと思います。

むしろ最初は不格好でもそれが「オリジナル」の個性として愛着が持てるかもですね。

レースや高速道路走行等が主で、高回転を常時使用している人などは自然と焼けるので、それを楽しむのも良いかもしれません。

音が他の素材に比べ明らかに別格な上に、永く使うほどに味が出る・・・そんなチタンマフラーをこれからも大事にしていきましょう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました