※2023年3月13日に最新情報を更新しました。
汚くなるだけならまだしも、放置しているとチャンバーが弱っていき性能ダウンし、最悪始動不可能になる可能性もあります。
当たり前ですが、日頃のメンテンナンスは非常に大事です。
今回は重曹使って、自分でチャンバーを洗浄する方法を解説します。
また重曹の他にも、灯油や洗浄剤などを使った洗浄方法も一緒にお伝えしていきます。
重曹でチャンバーを洗浄するやり方
重曹を使ってチャンバーを清掃する方法はとても簡単。
車体から取り外したチャンバーに栓をして、水に重曹100g~200gほどを溶かしチャンバーに入れるだけ。
基本的にはいっぱいまで入れて少し漬けおいてから水を捨てますが、7分目まで入れて全体を振ってから漬け置きをするとより効果的です。
また水よりもお湯を使用すると、油汚れを落とす効果がアップします。
洗浄後は水でしっかり中を洗い流します。
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使用する重曹は上記のようなホームセンターや100円均一などで入手できるもので問題ないです。
安価に購入することができ、さらに重曹は食用にも使われるものなので、体にも無害で安心して使えます。
重曹の洗浄効果
軽度の汚れであればある程度は重曹で落とすことができます。
重曹はアルカリ性の物質であり、これが酸性の油汚れを中和し汚れを浮かせて落とします。
また重曹の粒子が研磨剤のような作用をして、固まった油をこそぎ落とすといった効果も期待できます。
しかしあまりに固まってしまった油やチャンバー内のパンチングに詰まってしまった油を完全に落とすほどの洗浄力はないようです。
短いサイクルで清掃ができる場合は入手しやすく処理も簡単なのでコストパフォーマンスに優れた洗浄剤として使うことが出来ます。
灯油を使って洗浄するやり方
そのほかの洗浄法として灯油を使う方法があります。
使用法は重曹の時と同じようにチャンバー内に注ぎ、全体に行きわたらせた後少し漬け置きするというものです。
灯油は燃料としてだけでなく溶剤としても使用されノンシールチェーンの洗浄などにも使われたりします。注意点として灯油は引火性の液体です。
作業中は火気厳禁を徹底しましょう。
また気化したガスを吸うと気分が悪くなる場合があるので、換気の良い屋外などで行う必要があります。
さらにゴム部品を劣化させる恐れがあるのでこういった部品にかからないようすることも必要です。
灯油の洗浄効果
漬け置く時間にもよりますが、ある程度まで油汚れを落とす効果があります。
垂れるような柔らかい油汚れは灯油で流せばきれいに落とすことができますが、ガムのように固まってしまった汚れを溶かしきるにはかなりの時間漬け置く必要があります。
灯油は揮発しにくく乾燥が遅いので、可能であれば洗浄後はエアーなどを吹いてしっかりと内部の油を飛ばしておくといいでしょう。
エアーなどが使えない場合は数日乾燥させた後、車体に取り付けてエンジンの排気を使って灯油を飛ばすという方法も効果的です。
洗浄剤を使って洗浄するやり方
最後は専用の洗浄剤を使う方法です。
油汚れやカーボンを落とす洗浄剤がいろんなメーカーから発売されています。
粉末や液体などいろんな状態がありますが基本的な使用法は今までと変わらず水に溶かした洗浄剤をチャンバー内に流し、振ったり漬け置きしたりして汚れを浮かし落とすというものです。
洗浄剤の場合もお湯などを使うと反応が良くなり、より効果が上がります。
メーカーにもよりますが、数時間から1日を目安に漬けおくことを推奨する商品が多いようです。
洗浄剤の洗浄効果
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おすすめは上記のような洗浄剤。
専用品だけあって洗浄効果は前の2つより高いものが多いです。
洗浄剤を使う際も最後に水やエアーを使って洗浄剤をしっかりと洗い流すことが重要です。
洗浄剤によって汚れを分解し、水やエアーで流すようなイメージです。繰り返すことでより洗浄効果もアップします。
洗い流した洗浄剤にも洗浄成分はまだ残っているので内部だけでなくチャンバーの外側やエンジン回りの洗浄にも再使用することができます。
使用後の灯油、洗浄剤の処理、処分方法
このようにチャンバー洗浄に使用できる灯油や洗浄剤ですが、人体や環境に影響がある物質なので簡単に排水などに流してはいけません。
灯油であれば少量なら新聞紙などに吸わせて燃えるごみとして廃棄することができる地域もありますが、大量ならばガソリンスタンドや灯油販売店に廃棄の相談をするといいでしょう。
洗浄剤の場合もアルカリの薬剤なので生活排水に流すことはできません。各地域の処理方法を確認するか、専門の処理業者に処理をお願いしましょう。
最後に
チャンバーの清掃を実施するにあたっては、入手性、洗浄度の高さ、処理のしやすさを考慮して選ぶことが重要です。
簡単に入手できる重曹を使ったチャンバー洗浄でも軽い汚れには効果があります。
レストア車など汚れがひどい場合には洗浄剤を使用したほうが確実に汚れを除去できますし時間も短縮できます。
寒冷地などで灯油をよく使い、処理方法が確立されているなら灯油を使うことも有効です。
例えば日々のメンテナンスでは重曹などで汚れを蓄積させないようにして、年1回は大掃除などで洗浄剤を使用し、洗浄と防錆を行うのもいいかもしれません。
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