今まで大事にしてきたバイクでも乗る機会が減ってしまうと、手放すべきか迷うことがあります。
特にお金が必要になった時には、バイクを売った方が良いと思うことも。
しかし、一時期は夢中になって乗り回していたバイク。手放すと決心するには、とても勇気がいりますよね。
今回は、その気持ちを後押しできるような考え方や、なるべく高く売るためのコツを教えます。
バイクを手放すか迷うときの考え方
バイクを手放すかどうか迷っているなら、以下の項目をチェックしてみて下さい。
もしも当てはまるものがあったら、手放すタイミングだと思った方が良いですよ。
1番のポイントとなるのが「バイクを放置していないか?」ということになります。
バイクは乗らないと劣化していきます。そして買取価格もどんどん下がってしまうので、少しでも高く売りたいと思うなら今すぐ行動するべきです。
バイクを売ることはとても決心がいることで、悩む気持ちもわかりますけど、バイクはボロボロになっていくし、乗らないのに税金をはらわないといけないので損しかしません。
手放すタイミングを間違えると後悔するので、しっかり判断していきましょう。
バイクと長期間離れることになった
1人暮らしを始めることになったとか、就職や結婚を理由にバイクを置いている場所から離れることになった場合は、バイクを手放すタイミングだと言えます。
バイクは1ヶ月に1度くらいは動かしてあげないと、状態が悪化してしまうもの。
バイクと長期間離れるならば、家族など他に乗ってくれる人がいない限りは良い状態を保っておくのは難しくなります。
離れた地で置いてきたバイクのことを心配するくらいなら、状態が良いうちに手放した方が良いでしょう。
「また時間に余裕ができたらバイクに乗ろう」と思って保管しているかもしれませんが、1年もたてばバッテリーは上がっているし、タイヤもひび割れていて安全に乗れる状態ではありません。
それなら今乗ってるバイクは高く売れる状態のときに売ってしまい、また乗りたくなったら新しいバイクを購入したほうが安全に楽しむことができます。
もう半年以上バイクに触れていない
前にバイクに乗ったのがいつだったか、思い出せますか?
もしも思い出せないほど前ならば、次に明確な出番の予定がない限りはバイクを手放す方向に考えるべきでしょう。
特に、半年以上バイクを動かしていない場合は要注意。
これ以上バイクを放置していると劣化して大変なことになってしまいます。
大事なバイクが動かなくなってしまうものほど、ショックなことはありません。
そして半年間バイクの出番がなかったならば、今後もバイクが必要となる機会はあまりないはずです。
このまま状態を悪化させていってしまう前に、少しでも元気な状態でバイクと別れた方が後悔せずに済みますよ。
もしまだエンジンがかかる状態であればラッキーだと思ってください。
半年も放置すればバッテリーが上がりエンジンがかけられなくなり、買取価格も大きく下がってしまいます。
バイクはエンジンがかかるうちに売却するのがお得です。
メンテナンスをする気にならない
バイクはお手入れをしないと、そのうち快適に走ることができなくなってしまいます。
オイル交換などの最低限のメンテナンスすら面倒だと思ってきている場合は、バイクへの愛情が薄れてきてしまっている証拠です。
もう何か月もバイクを動かしていないという状況で、メンテナンスをするのが億劫だと思っているなら、手放すことはほぼ決定です。
また乗るかもしれないと思うなら、すぐにでもバイクをメンテナンスしなければと焦るはず。
その気持ちが起こらないということは、もうそのバイクと一緒に走りたいという欲が無くなってしまったということです。
なるべく良い状態のうちに、手放すのがおすすめですよ。
これらの3つの項目に当てはまらなかったあなたも、これを読んでいるということは、既に手放すことを視野に入れている状況ですよね。
まだバイクを手放すか迷いがあったとしても、この後に説明する手放す方法などについて、知っておいて損はありませんよ。
時間の許す限り、このまま読み進めていって下さいね。
バイクの売却手段
バイクを手放す手段について、説明していきます。
バイクを手放すとなると、知人などに譲るか、売るかになります。知人に譲る場合は、あなたの決めた金額や条件で相手と相談してバイクを譲りましょう。
もし売る場合は、次のような手段がありますよ。
- フリマアプリで売る
- オークションで売る
- バイクショップに下取りに出す
- バイクの買取り業者に買取ってもらう
まずは、メルカリなどのフリマアプリや、ヤフオクなどのオークションサイトで個人的にバイクを売る方法があります。
しかしこの方法は、あまりおすすめできません。
相手との交渉が面倒だったり、支払いなどのトラブルが起きる可能性もあるからです。
次に、バイクショップで下取りに出すという方法もあります。
下取りというのは、次に新たなバイクを購入することが決まっている場合に、その販売店に前のバイクを買取ってもらうという仕組みです。
次にまだバイクを購入することが前提となりますので、今回のようにしばらくバイクが不要という状況では使えない売り方となります。
最後に、買取りの業者に買取ってもらうという方法について。
CMでも「バイクを売るなら…」といったキャッチフレーズを耳にしたことがあるかも知れません。
あれがバイクの買取り業者です。
買取り業者に頼む前には、自分でできることをなるべくやっておいてから、バイクを査定してもらうと良いでしょう。
査定前にしておく事
ここからは、バイクの買い取り業者に頼む前のことについて説明していきます。
査定で少しでも良い値段をつけてもらえるように予め何をしておけば良いのか、ぜひ参考にして下さいね。
査定前には、まず以下のことをやっておきましょう。
車体をキレイにしておく
まずは車体を洗車しておきましょう。
査定の際は、外観はしっかりチェックされます。
汚れがひどいと、傷や正確な外装の状態が確認できずにきちんとした価格を出してもらえない可能性があります。
査定のチェック項目で「そんなに酷い状態な訳ない!」とムッとしないよう、自分の目で確かめておいて下さいね。
保管してあるノーマルパーツを準備
もしバイクをカスタムしている場合は、社外品をつける際に外したノーマルパーツがまだあれば用意しておきましょう。
全て付け替えて戻さなくても、ノーマルパーツを一緒に渡した方が買取金額が上がる可能性がありますよ。
出来るだけ高く買い取ってもらうには
なるべく高い値段をつけてもらうには、最低でも2社以上に見積もりをしてもらって下さい。
1社だけだとその価格が適正なのか、判断できません。
何社か頼んで比較してみると、あなたのバイクの買取り相場がわかってきますよ。
その中から、自分が納得できる条件の業者に最終決定すれば良いんです。
それと、動かないバイクを買取ってもらいたい場合は、「動かなくても買取りできます」と明記している業者に頼むようにしましょう。
その際は、無料もしくは少しプラス程度にお金が入ってくれば良しと考えておいた方が良いです。
動かないバイクというのは、本来ならば処分するのに手間やお金がかかってくるもの。それを少しの手間だけで済ませることができるというのは、ありがたいことなんですよ。
安く見積もられた際の断り方
もし査定が終わって金額を提示された時に、思っていたよりも安くて納得がいかなければ、断りましょう。
断り方はいろいろありますが、例えば
- 他の業者よりも安かったから
- 他の業者の金額とも比較したいので
というように、他の業者を引き合いに出すのがおすすめです。
もし他の業者との値段を比較に出す際は、具体的な業者名や他で出された金額を聞いてくることがあります。
その時にハラハラしないよう、具体的な答えを予め用意しておきましょう。
あなたの返答次第では、査定金額を少し上げてくれる可能性もありますよ。
もし本当に売りたくないと思ったら、きっぱり断りましょう。
あなたが曖昧な態度でいたり、長時間黙りこくってしまうと、売ると言うまでしつこく居座る業者もいるので気を付けましょう。
買取価格が下がらないバイク選び
バイクを買う時から手放すことを前提としている人は少ないでしょうが、将来的に高く買取りをしてもらうことを考えて、バイクを選ぶという考え方もあります。
高く買い取ってもらえるのは、昔からずっと人気があるものや、希少性が高い車種ですよ。
2ストのモデルや、ハーレー・BMWなどの安定した人気を誇るバイクメーカーは中古でも需要が高いため、売る時も値段に期待できそうです。
他にも国内のバイクメーカーで言うと、以下のような車種が高値で買取りされる傾向があります。
- ヤマハ⇒SR400
- カワサキ⇒Ninja、ゼファー
- スズキ⇒カタナ、隼、コブラ
- ホンダ⇒CBシリーズ、マグナ、ホーネット
もし将来的に手放さなければならない状況が予想できていて、なるべく高く買取ってもらいたいのであれば、これらの車種を候補にするのがおすすめですよ。
バイクを手放すか迷っている際の、考え方や具体的な方法について説明しました。
手放すタイミングは
- バイクと長期間離れることになった
- もう半年以上バイクに触れていない
- メンテナンスをする気にならない
手放すのは勇気がいりますが、なるべく高い値段で買取ってもらえるなら嬉しいですよね。
買取りの業者は沢山ありますが、自分が本当に納得できる所にバイクを納めるようにしましょう。
少しでも気持ちよくバイクとお別れできるよう、応援していますよ。