世界で一番遅いレースは同時に世界で一番クレイジーだった!

オフロードともモトクロスともエンデューロともちがう違う「トライアル」というレースを知っていますか?

可能な限りあらゆる部品をオートバイから取り除き、非常に危険な丘に登ります。
速いスピードはここでは重要はありません。

勝つ方法は、足を地面に触れさせることなくトップに立つことです。すべてのライダー自由な排気量のバイクで出走できるので、レースは、体重移動とともに、スロットル、ブ
レーキ、クラッチの絶妙なテクニックも差が決めてになります。

トライアルレースで「良い走り」をするには、ライダーのほぼ完璧なパフォーマンスが必要です。

「トライアルはアメリカではあまり知られていないレースです」 と、Motoventuresライディングスクールのオーナーであり、How to Ride Off-Road Motorcyclesの著者であるGary LaPlanteは言います。

トライアルレースのコースは、スピードを追求するレースへのアンチテーゼです。

通常は丸太、小川、岩壁が散在する自然の地形で行われ、舗装された道路はありません。

北米の競技会では、ライダーは監視員のチェックもとに定められたコースをたどります(このスポーツは「観察された試験」とも呼ばれます)。

レースの重要なポイントは足を地面に触れることなくバイクに乗り続けることです。足が地面に触れるたびにペナルティポイントとなります。

時間内に終了し、クラッシュすることなく走破、ペナルティポイントが最も少ないライダーが優勝となります。

バイクは大きなエンジンを必要としないため、排気量は通常125〜250 cc、場合によっては50 cc程度です。

ただし、できるだけ車体を軽量化する必要があります。

選手たちは、必要最低限のパーツを残して残りはすべて取り外して軽量化を試みます。もちろんシートは真っ先に取り外します。

選手たちのバイクに重量が90キロを超えるものはほとんどありません。

歩くよりも遅い速度でバイクに乗るのは非常に難しく、速く走るよりも大変です。

自転車のように、速度は安定性を提供します。時速10km以下では、バイクは簡単に転倒します。方向転換には釣り合いが必要です。

物理学に対する自然な理解に反して、体重を方向転換から遠ざけるため、直立したままバイクが傾くようにしなければいけません。

「準備ができていなければイライラするかもしれません」 とLaPlante氏は言います。 「あなたの体は、全体の重量の非常に大きな部分を占めています。」

垂直に近い岩盤のような箇所もあります。乗り越えるには、フロントタイヤを押し上げるために、どれだけアクセルを回すか正確に知っている必要があります。

良いトライアルフォームは、スパイダーマンを真似しているようにも見えます。

そして、走行中は脳が危険だと指令を出しても心はリラックスさせておく必要があり、毎秒集中してドライビングに焦点を合わせなければいけません。

「トライアルを行うことで、あなたは素晴らしい観察眼と反射神経を発達させます」 とLaPlanteは言います。 

 「ラインを選ぶことから生じる完全なメンタルゾーンがあります。」 そのラインをナビゲートするとき、あなたの手は不可欠です。これらのバイクは非常に応答性が高いため、アクセルを回したり、ブレーキを絞ったりすると、1ミリごとに結果が生じます。

ライダーは2本または1本の指のグリップを使用して、ブレーキとクラッチを操作します。コントロールに対する正確な感度が重要です。

トライアルライディングを素晴らしくする要素は、トライアルを新たに普及させるには危険な印象を持つ場合もあり、障害にもなります。

トライアルバイクに乗ることは安い趣味ではありません。

たとえば、Gas Gas製の新しいバイクの価格は80万円以上で、中古でさえ60万円以上です。

トライアルバイクのような小さな市場では、製造業者は薄利多売をすることはできません。その研究開発費に加えて、軽量で耐久性のあるものを製造するとなると、その結果販売価格が高くなってしまうのです。

競争は深い森の中で行われ、簡単にアクセスできません。

それに加えて、ライディングのスタイルは、スピードを追求するレースを好む見物客には向いていません。 

それでも一度その魅力を理解してしまうと、乗る方も見る方もどっぷりハマってしまうのがトライアルレースだと言えるでしょう。

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