ライダーちゃん
彼女や友人を誘ってツーリングに行くなら、ヘルメットは2つ必要。同乗者をピックアップするまでの間、どうやってヘルメットを持ち運びしていますか?

ビッグスクーターの中にはヘルメットを2つ収納できるタイプもありますが、それ以外のバイクではちょっと工夫が必要です。

今回は、タンデムする時のヘルメットの持ち運び方やおすすめのグッズをご紹介します。

タンデムする時のヘルメットの持ち運び方

タンデムする時のヘルメットの持ち運びには、ネットやバッグなどを利用すると便利です。

選び方のポイントや特徴、注意点なども合わせてご紹介します。

ツーリングネットを利用する

ツーリングネットは、バイクのリアシートにヘルメットなどの荷物を固定する最も一般的な方法です。

使い方はヘルメットの上からネットをかぶせてフックで引っかけるだけなので簡単。

ヘルメットだけでなく、買い物した時の荷物など形や大きさが異なるものを積んで固定することも可能なので、ひとつあると重宝しますよ。

ツーリングネット選び方のポイント

ネットのサイズ

ツーリングネットのサイズは、ヘルメットをしっかり固定できる大きさを選びましょう。

またフックを引っ掛ける位置によって、ネットの伸び方は異なります。

バイクのリアシートのどこにフックを掛けられるか、先に確認しておくといいですよ。

ネットの形状・素材

ツーリングネットは文字通りネット状のものと、カバー(生地)状のものがあります。

ヘルメットだけを持ち運ぶのであれば、ネットの網目が大きいタイプでも問題ありません。

ヘルメット以外の荷物も積みたい場合は、荷物が飛び出さないようにネットの網目が小さいものや、カバー(生地)状のタイプを選ぶと安心です。

また、積んでいる荷物が丸見えになるのが気になる方は、カバー(生地)状のツーリングネットを選ぶといいでしょう。

雨でヘルメットや荷物が濡れるのを防ぎたいなら、防水タイプのカバー状ツーリングネットを選んでみては。

ネットの強度・ゴムの伸縮性

ツーリングネットは、ゴムの伸縮性を利用してヘルメットや荷物を固定します。ある程度の太さや強度があり、しっかり伸び縮みするものを選びましょう。

あまりにも安いツーリングネットは伸びが悪かったり、逆に伸びすぎて荷物がずれてしまうことがあります。

購入の際に触って確かめられる場合は、手で伸び具合を確認してみるといいでしょう。

フックについて

ツーリングネットはフックをバイクのリアシート周りに引っかけて使用するため、細くて小さめのフックのほうが使いやすいといえます。

しかしネットの中で最もテンションがかかる部分なので、簡単に折れない丈夫な素材のフックを使用しているものを選ぶと安心です。

またフックの数は4つ~6つ程度あるタイプを選ぶと、ヘルメットをしっかり固定できますよ。

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ヘルメットバッグを利用する

ヘルメットバッグは大容量のタイプが多く、どんな形状のヘルメットでも入れやすいのがポイントです。中でも肩にかけて使えるショルダーベルトがついているタイプがおすすめ。

タンデムする同乗者を迎えに行くまでの距離が短いなら、さっと肩にかけて運転するのもいいでしょう。

ただし走行距離が長い場合は、運転中のバランスが悪くなりやすく、また意外と重いため疲れるのでご注意ください。

また、車にヘルメットを積んで移動する際、ヘルメットがごろごろ転がってしまって困ったことはないですか。

そんなときにはヘルメットバッグに入れると安定します。

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ヘルメットリュックを利用する

バッグを肩にかけて持ち運ぶのはちょっと‥という場合は、ヘルメットリュックに入れて背負う方法があります。

ヘルメット用のリュックサックなら、しっかり背負えてバランスを崩すこともありません。

またタンデムでツーリングをして、お土産などを買うことがあるかもしれませんね。

ヘルメットリュックを使えば、同乗者を送り届ける間の収納場所に困りませんよ。

購入する際は、手持ちのヘルメットがちゃんと入るサイズを選びましょう。 

ヘルメットバッグ&ツーリングネットを利用する

ヘルメットがすっぽり入るヘルメットバッグに入れて、ツーリングネットでリアシートに固定するという方法もあります。

同乗者のヘルメットを使わない間はヘルメットバッグに入れておき、タンデムするときだけ持ち運べばOK。

ヘルメットに傷やほこりを付けたくない、大事に扱いたいという方におすすめの方法です。

ヘルメットホルダーを利用するとどうなる?

ヘルメットホルダーは、基本的にバイクを停車中に使用するものです。

ヘルメットホルダーにヘルメットをかけたままバイクで走ると、ヘルメットが揺れて傷がつく可能性が高いといえます。

ヘルメットをカバーなどに入れてかけたとしても、走行中はバイクにごつごつぶつかってしまうのであまりおすすめできません。

バイクの車種によっては、ヘルメットがライダーさんの足にぶつかることもあります。

ヘルメットホルダーは停車中に利用し、もうひとつのヘルメットはセキュリティ機能付きのカラビナなどを使い、グラブバーにかけておくと安心です。

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タンデム用のヘルメットを腕にかけて持ち運ぶのはアリ?

自分のヘルメットをかぶり、もう一つのヘルメットの顎ひも部分を腕にかけて走行しているライダーさんを時々みかけます。

いかにも「これからタンデム相手を迎えに行く途中です!」というほほえましい光景に見えますが、その状態でバイクを運転するのは短距離でも危険です。

ヘルメットの顎ひも部分は肘のあたりに引っかかると思いますが、とっさの操作ができずに転倒する可能性があります。

またヘルメットは手で持つと意外と重さを感じますよね。

平均的なヘルメットの重さは1.4~1.8kg程度。

走行中ずっと腕にかけていると危険なだけでなくかなり疲れるので、おすすめできる方法ではありません。


タンデムするときのヘルメットの持ち運び方には、

  • ツーリングネットを利用する
  • ヘルメットバッグやリュックを利用する

という方法があります。

ヘルメットは必須アイテムですが、持ち運び方によっては危険なことも。

タンデム用のヘルメットは、安全な走行ができる持ち運び方をしましょう。

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