原付のパンク修理はガソリンスタンでもしてくれるのか?

またいざというときの出張サービスの利用料金について、その料金の目安のお話と、チューブタイヤとチューブレスの違いから、自分でパンク修理をする方法と、タイヤ自体を交換する場合の作業内容についても解説しています!

今回の記事は、いざという時に慌てなくて済むようにしっかり読んでおいてください!

記事の更新情報

※2023年7月31日に最新情報を更新しました。

原付のパンク修理はガソリンスタンドでできる?

画像引用:原付バイク専門 仙台東ライダース

原付のパンク修理をガソリンスタンドで頼む場合は、状況で断られる場合もあります。

ガソリンスタンドのパンク修理キットは4輪車向けのものを使用していますので、修理を完全にできる自信がないという判断をされる場合が多いようです。

一時的な応急処置として、また二輪車に明るいスタッフの人がいる場合により受けてくれる場合もあるという程度です。

チューブタイヤの場合は、バイクのタイヤを外す作業が出来ないので断られます。

パンク修理をしてくれる場所、業者

原付などのバイクのパンク修理は原則バイク屋さんで行ってくれます。

また、一部の自転車屋さんでも受けてくれることがありますので、パンクの際に近くにバイク屋さんが無く自転車屋さんがあった場合は尋ねてみると良いかもしれません。

一時的な補修にはホームセンターに「パンク修理剤」もあります。

JAFやバイクの出張修理専門のロードサービスもありますので、事前に調べておくと良いかもしれません。

パンク修理の費用目安は2,000円前後です。

チューブレスタイヤやとチューブタイヤの違い

チューブレスタイヤとチューブタイヤの違いは読んで字の如く「チューブ」が入っているかいないか、です。

最近は殆どがチューブレス化していますが、簡単にいうと中にチューブがなくタイヤ自体がビードと呼ばれる溝への引っ掛かりで密閉し空気を溜めている状態のものになります。

つまりタイヤへの直接的な損傷がエア漏れの要因になっていきますが、修理も外傷を埋めると出来ます。

チューブタイヤは中に専用のチューブが入っており、外傷に左右されず中のチューブで空気を溜めているタイプです。

しかしながらチューブ自体が何らかの破損をした場合は、修理するのはチューブを抜いて漏れ部にパッチを当てる作業になるのでチューブレスに比べて手間がかかります。

パンク修理のやり方、必要な道具

パンク修理のやり方はチューブレスだと、そこまで難しいものでは無く覚えておくと良いでしょう。

必要な道具はホームセンターなどで売っている「パンク修理キット」です。

  1. 漏れ部の確認
  2. 補修
  3. 組みつけ(エア注入)

漏れ部の確認はバケツに水を入れて空気を入れたタイヤを回して確認するか、車両からタイヤを外さない場合は中性洗剤などを薄めたものを吹き付けて泡が出たところになります。

その部分にパンク修理キットにあるゴムを専用工具でねじ込んで穴を塞ぎ、余分な部分をカットしたら空気を入れ、再度霧拭いて確認します。

チューブタイヤの場合は、タイヤホイールを車体から取り外してからまずタイヤの片側を外し隙間を作ります。

そこからチューブを取り出して、少し空気を入れた状態で手でチューブを出し入れしながら中性洗剤を霧拭いて一周漏れの確認をしていきます。

場所が確認できたら修理キットのパッチを貼って穴を塞いでまた空気を入れて確認し、漏れがなければエアを抜いたチューブをタイヤに戻してから空気を入れ直し車両に取り付けて完了です。

また、ホームセンターでは「注入式のパンク修理剤」も売っていますので、応急処置としてはそちらを利用するのも良いでしょう。

タイヤ交換のやり方、必要な道具

タイヤ交換は原付だとコツを掴めばタイヤチェンジャーがなくとも行うことは可能です。

道具としては車両から外した状態で

  • 敷物
  • ハンマー
  • ウエス
  • バール(2本)
  • ビードワックス

まずは車両からタイヤを外した状態で空気を完全に抜いてください。

タイヤを平に置いて、ハンマーでタイヤ側面を叩いて表裏どちらもビード(耳)を中に落としていきます

完全にビードを落としたら隙間にバールを差し、まず平置きで上側になっている方の側面の耳の内側を持ち上げるように一周「てこの原理」を利用して回して持ち上げていきます。

片側が外れたら、次は下側のタイヤ側面の「外側」にバールを入れて同じく持ち上げながら一周し引き抜きます。

コツとしてはゴムですので多少伸びることを利用し、ビードの内側をグッと持ち上げてこの原理でホイールの方に引き寄せる感じで抜いていきます。(※タイヤの内部では無く端の耳の部分を持ち上げてください)

新しいタイヤを装着するときはビードを損傷させないようにビードワックスを塗り、まずホイールに対して斜めにタイヤを当てそのまま回転させていくと下側は割とすんなり入ると思います。(チューブタイヤの場合は、ここでチューブを中に詰めてバルブを内側から通しておきます。)

上側は同じように入れていくと途中で隙間不足で引っ掛かりが出てきますので、入りきれない部分を既に入っている部分からバールを入れて流し込んでいくようになります。

対角線の位置でもう一本バールなどを用いてタイヤを下に落とし込み、ビード部分に多少の余裕を作ってあげると入りやすくなりますが、作業には多少のコツと慣れが必要です。

問題は「ビードを絶対に削らないこと」で、ビードが裂けたりするとエア漏れしてしまい、この場合はタイヤ交換以外修理できません。
タイヤレバーを使ってタイヤに引っ掛けて外す方法もあります。

交換したタイヤの処分の仕方、処分費用

交換した古いタイヤの処分はバイク屋さんや、ガソリンスタンドなどの「タイヤを商品として取り扱うお店」で引き取ってくれます。

処分費用は1本あたり300円〜500円程度かかります。

パンクを防ぐために

パンクを防ぐためにできることは

  • 空気圧に気をつける
  • タイヤの残り溝に注意
  • 大きな衝撃を与えない
  • 未舗装の場所に行かない
毎日の空気圧チェックを怠らず、むやみに衝撃を与えなければ路面に異物がない限りパンクの可能性は低くなります。

また、タイヤもタイヤバルブも消耗品ですので、スリップサインが出たら交換が必要です。

例えタイヤにまだ溝が残っていても古くなってひび割れなどを見つけたら、そこから走行中に裂ける可能性もありますので早めの交換をしてください。


原付のパンク修理をガソリンスタンドで頼む場合は、状況で断られる場合もあります。

チューブレスの場合は釘などが刺さっても、抜けない限り穴が拡張されないので漏れ方がゆっくりになります。

ガソリンスタンドで断られた等、すぐに修理が出来ないシチュエーションの場合でも一旦空気を入れて様子を見て、漏れがひどく無いようであれば気をつけて移動して修理をしてください。

1番は日頃からの「空気圧チェック」と、その際の「目視による異物がないかの点検」がタイヤも長生きさせてくれます。

2本のタイヤで走行していますので、どちらかがパンクすれば事故に繋がりかねません。

万一パンクした際も慌てずに対処し、日々の安全確保する最低限の努力として日常点検はしっかり行いましょう。

ライダーちゃん
万が一が起きた時の対処法は絶対に覚えておこうね!

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