それなのに全然乗っていないという方も少なくありません。
バイクに乗らなくなってしまう理由は人それぞれですが、乗らないからと放置するのはNGです。
今回は乗らないバイクをどうすればよいかについて説明します。
バイクを買ったけど全然乗らないな・・・というライダーさんは参考にしてみてください。
バイクを買ったけど全然乗らないときはどうする?
バイクを買っても全然乗らないときの選択肢は次の3つです。
- メンテナンスして長期保管する
- 思い切ってバイクを手放す
- 廃車手続きをして専門業者に引き取ってもらう
それぞれ詳しく説明します。
メンテナンスして長期保管する
バイクを買って全然乗らないときは、メンテナンスをして長期保管しましょう。
そのまま放置していると高確率でバイクは動かなくなり、劣化が進んでしまいます。
いつかまた乗るときのため、あるいはバイクをできるだけ高く買い取ってもらうために、定期的にメンテナンスしておくとよいでしょう。
思い切ってバイクを手放す
買っても全然乗っていないし、この先乗る可能性もまったくないという場合は、思い切ってバイクを手放しましょう。
その場合は知人に譲る、買取に出すなどの方法があります。
譲るのであれば、バイクの登録手続きなどは自分たちで行いましょう。
買取に出すときは買い取り業者に依頼するのがおすすめです。
少しでも高く売りたいなら1か所で即決するのではなく、何件かに見積もりを依頼して金額や条件などを比較するとよいでしょう。
廃車手続きをして専門業者に引き取ってもらう
バイクを乗れる状態にもできないし、とても売れそうもない・・・という場合は、専門業者に引き取ってもらうことも可能です。
2004年からスタートした二輪車リサイクルシステムを利用するとよいでしょう。
二輪車リサイクルシステム
https://www.jarc.or.jp/motorcycle/
利用方法は、
- 指定取引場所に自分でバイクを運ぶ(無料)
- 「廃棄二輪車取扱店」のステッカーが貼っているショップに依頼する(別途運搬費用がかかる)
この2つです。
指定取引場所一覧
https://www.jarc.or.jp/motorcycle/reception/
廃棄二輪車取扱店名簿
https://www.zenkeijikyo.or.jp/nirin/shop/
廃車手続き完了を確認できる所有者確認書類と、本人確認書類が必要となりますが、廃棄二輪車取扱店に依頼できるケースもあります。
まずは一度相談してみるとよいでしょう。
必要書類について
https://www.jarc.or.jp/motorcycle/documents/
ただし売れる可能性もゼロではないので、廃棄手続きの前に買取の見積もりだけは依頼しておくことをおすすめします。
バイクを買って全然乗らないと起こりやすいトラブルと対処法は?
バイクを買って全然乗らないとさまざまなトラブルが起こりがち。
ここではトラブルを防ぐための方法も合わせて説明します。
サビが出る
バイクに乗らずに長期間放置しているとサビが出てしまいます。
サビが出ていると買取査定のときのマイナスポイントになりがちです。
乗らなくても定期的に洗車をし、チェーン部分などをグリスアップしましょう。
またガソリンタンク内にもサビが出ますが、半年未満程度であればガソリンを満タンにし、エンジンオイルも入れておくとサビ防止になります。
次に乗ることがあれば新しいガソリンと交換することをお忘れなく。
ただしキャブレターに残っているガソリンが腐ると故障しやすいため抜いておきましょう。
バッテリーが上がる
長期間乗っていないとバッテリーが上がりやすくなります。
エンジンをかけない状態が長いため充電不足になっているのです。
バッテリー上がりを防ぐにはバッテリーのケーブルを外すか、バッテリー自体を外すのがおすすめ。
長期的に乗らないのであればバッテリーを外しておくのが無難ですが、着脱が面倒な方は定期的にエンジンをかけるだけでもバッテリー上がり対策になります。
エンジンの不調
定期的にエンジンをかけるのはバッテリー上がり対策のひとつですが、エンジンの不調対策にもなります。
最低でも2週間に1度はエンジンをかけ、10~20分程度アイドリングさせましょう。
エンジンが故障すると移動させたくてもできませんし、買取査定の金額も大幅にダウンしてしまいます。
たとえ乗らなくてもエンジンをかけ、可能であれば回転数を上げてあげましょう。
ブレーキの固着
長期間バイクを放置していると、ブレーキがかかったままの状態になることがあります。
ディスクブレーキの場合はキャリパー内のピストンやマスターシリンダー内のピストンなどが固着しているのが原因です。
ドラムブレーキの場合はブレーキワイヤーやブレーキシャフト部分が固着していることがほとんど。
ブレーキが固着するとバイクを動かせなくなるため修理が必要です。
定期的に乗るのが一番の対策方法ですが、乗らない場合はメンテナンスの際にブレーキもしっかり確認しておくとよいでしょう。
バイクを買ったけど乗らなくなる理由は?
バイクに乗りたくて買ったのに、さまざまな理由で乗らなくなってしまうこともあります。
どうして乗らなくなったのか、その主な理由をまとめてみました。
バイクに乗る余裕がなくなった
体力的にも時間的にもバイクに乗っている余裕がなくなった、というのも理由のひとつです。
またバイクの修理費用や、400㏄以上の場合車検にかかる費用を支払うのがきつくなった、という方も。
金銭的に余裕がなくなってバイクに乗らなくなることもあるようです。
バイクが楽しくなくなった
実際にバイクに乗るようになると、「夏は暑いし冬は寒い、荷物は積めない、雨が降ればバイクごと濡れる・・・楽しくない!」と感じることもあるでしょう。
確かに車ならたくさんの荷物を積めますし、バイクほど天候を気にすることはありませんね。
結果として車のほうが便利でいい!となってしまうようです。
バイクが怖くなった
実際に事故に遭った方や、運転中にひやりとした経験がある方の多くはバイクが怖くなってしまうようです。
車と違ってタイヤがロックすれば転倒しますし、どこかにぶつかればむき出しの体は大きなダメージを受けるでしょう。
安全運転を心がけていたとしても、いつどこで事故に遭うかは誰にもわかりません。
それでもバイクが好きな方は乗り続けるでしょうが、怖くなってバイクをやめてしまう方もいます。
今回はバイクを買ったけど全然乗らないとき、バイクをどうするのがいいのかについて説明しました。
方法としては
- メンテナンスして長期保管する
- 思い切ってバイクを手放す
- 廃車手続きをして専門業者に引き取ってもらう
いつかまた乗る日のためにも、売る場合は高く売るためにも、定期的なメンテナンスだけは欠かさないようにするとよいでしょう!