ホンダPCXは、盗難抑止効果&利便性向上が目的のスマートキーシステムを採用しています。

本来なら、スマートキーがあればエンジンをかけることも、メットインを開けることもできますよね。

しかし、

「スマートキーを使ってもメットインが開かない!!」というトラブルが起こることがあります。

荷物を取り出したい時、またバッテリーが上がってしまった時、あるいはうっかりキーを入れたままメットインを閉めてしまった時・・・メットインが開かないと焦りますよね。

スマートキーがあれば開くはずのPCXのメットインですが、開かなくなって困った経験をしたというライダーさんも少なくありません。

そこで今回は、PCXのメットインが開かないときの緊急時の開け方や、開かなくなる原因と対処法などをご紹介していきます。

PCXのメットインが開かなくなった時の開け方

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PCXのスマートキーには、緊急時のための「エマージェンシーキー」と「IDタグ」が付属でついています。

通常の開け方をしてもPCXのメットインが開かない場合は、エマージェンシーキーを使い、次の手順で開けましょう。

万が一スマートキーをメットインに入れたまま閉めてしまっても、エマージェンシーキーさえあればこの方法で開けることができますよ。

  1. メインスイッチの右にあるメンテナンスリッド(カバー)を外す
  2. エマージェンシーキーの六角形の突起部分を「緊急用シートオープナー」に合わせて下に回し、シートロックを外す

これでメットインを開けることができます。

メンテナンスリッドはかなりきつくはめてあるため、手で押しながらカバーのツメを外すようにすると外れやすくなりますよ。

夜間などは見にくいため、非常用ライトがあると便利です。

PCXのメットインが開かない原因

PCXのメットインは、スマートキーあるいはエマージェンシーキーを使えば開けることができます。

しかし、「メットインの開け方は分かっているのに開かない!」という状況に陥ることもあります。

PCXのメットインが開かなくなる原因と対処法を見ていきましょう。

PCXのメットインが開かない原因

スマートキーの電池切れ

スマートキーは便利ですが、電池が切れていたら当然メットインを開けるなどの操作ができません。

PCXのスマートキーに使用しているのは、「CR2032」というリチウムコイン電池(ボタン電池)です。

通常約2年程度はもちますが、万が一に備えて1年おきを目安に新品と交換しておくといいでしょう。

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メットインに荷物を入れすぎている

PCXのメットインに容量を超える荷物を入れると開かなくなることがあります。

メットインの容量は旧モデルで28L、新モデルでは30Lです。

しかしぎゅうぎゅうに荷物を入れるとフックにひっかかってしまい、開かなくなる原因になることも。

この場合は、バイクを斜めに傾けたり、バイクごと揺らしてメットインの中の荷物を動かすことで解消することもありますが、あまりおすすめできる方法ではありません。

荷物を入れるときはびっちり詰め込むのではなく、ある程度余裕をもって収納しましょう。

シートのワイヤー切れ

PCXのメットインは、シートのワイヤーを引っ張って開ける仕組みになっています。

つまりシートのワイヤーが切れていると開かなくなるのです。

これはバイク屋さんでの修理の際に気が付くことが多いトラブル。

この場合は自分でなんとかするのではなく、プロに修理を頼みましょう。

シートロックの破損・摩耗

PCXのシートロックが壊れていたり摩耗していると、メットインが開かなくなることがあります。

ワイヤーと同様に、バイク屋さんなどプロに修理を頼むといいでしょう。

PCXのメットインは無理な開け方をしない

メットインが開かなくなると、どうしても慌ててしまいますね。

自宅ならまだしも外出先でメットインが開かないと、パニックに陥ることも。

そんな時に焦って無理にメットインを開けようとするのはNGです。

無理に開けるとどうなるか、また普段からできる備えについてまとめました。

無理な開け方をするとこうなる!

メットインを無理に開けようとすると、何時間もかかることがあります。

また間違った開け方では、大事な愛車の破損につながってしまうことも。

そうなると、破損部分の部品を交換したり、修理に出す費用がかかってしまいます。

メットインが開かないからといって、マイナスドライバーを隙間に差し込んで開けようとしたり、力任せにこじ開けようとするのはNGです。

メットインが開かなくなった場合に備えておく

スマートキーがバッテリー切れだったり、うっかりメットインに入れたまま閉めてしまった場合は、どんなに頑張っても開けることはできません。

PCXに乗る際は万が一に備えて、スマートキーだけでなくエマージェンシーキーを持ち歩くことをおすすめします。

ただしひとつにまとめていると、あやまって両方ともメットインに入れてしまうことになりかねませんのでご注意ください。

ポケットに入れるとちょっとかさばりますが、メットインが開かないときの対処法として携帯しておくといいでしょう。

また、スマートキーの電池交換を定期的に行うことも大切です。

スマートキーの電池交換

スマートキーのスリットを開けてカバーを外し、電池を交換します。スリットを開ける際にはマイナスドライバ―などを使いますが、手元にない場合は硬貨でも代用可能です。直接差し込むとスリットに傷がつきやすいので、薄い布やマスキングテープなどを巻いて使用するといいですよ。

ただし、メットインの基本的な開け方をしても、エマージェンシーキーを使っても開かないときは、決して無理をせずバイク屋さんなどのプロにお任せすることをおすすめします。


 PCXのメットインが開かないときの開け方は、

  • 付属のエマージェンシーキーを使う
  • 自分では無理と思ったらプロに任せる

この2択です。

また

  • スマートキーの電池を確認しておく
  • 常にエマージェンシーキーを持ち歩く
  • メットインにスマートキー・エマージェンシーキーを入れない(置かない)

この点にも注意しましょう。

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