バイクの鍵を失くしてしまうと焦りますよね。

そんないざという時に困らないよう、鍵を複製しておく人も多いんですよ。

でもバイクの鍵を複製するには、簡単にいかない場合もあります。鍵の種類によっては、頼むお店も異なるので注意が必要です。

そこで今回は、バイクの鍵を複製するためのやり方や金額などについて説明していきます。

バイクの鍵の複製方法

画像流用:カギショウFUKUOKA / 車・バイクの鍵

バイクの鍵を複製するには、次の2つの方法があります。

  • 鍵屋で複製を頼む
  • バイク屋に頼む

鍵屋に頼むというのは、ホームセンターや街中にある、鍵の複製サービスを行っている店で複製をしてもらうということです。

バイク屋に頼むというのは、乗っているバイクのディーラーで合鍵を作りたいと相談することになります。

ディーラーの数に比べると鍵屋は圧倒的に多く、近所にあるので頼みやすいものです。

通勤通学の途中で立ち寄って、当日中に鍵を作ってもらえるのは便利ですよね。

しかし全ての鍵が鍵屋で複製できる訳ではないので、注意が必要です。

自身の鍵の種類を調べる

鍵によっては、近所の鍵屋で複製できないものもあるんです。

まずは、あなたが複製したいと考えているバイクの鍵を見てみましょう。

以下の中に当てはまるようであれば、鍵屋での複製は難しくなります。

  • イモビライザー付きの鍵
  • スマートキー
  • 防犯対策がされている特殊な形状の鍵
  • 海外製のバイクの鍵

イモビライザーやスマートキーは、鍵の中にICチップなどの精密機器が組み込まれています。

鍵の形と中の機器の情報が全て一致する時のみ、バイクが始動することになっているんです。

ですので鍵の形だけを真似して複製しても、中身が伴わなければ鍵として使うことができません。

鍵屋では中身まで対応することはできませんので、複製できないということになります。

また防犯効果の高い、変わった形状の鍵も簡単には複製することができないようになっています。

海外製のバイクの鍵も、国内に出回っているような形状と異なる場合は、鍵屋では対応できないことがあるので要注意です。

あなたの鍵がこれらだった場合は、鍵屋ではなくバイク屋で複製を頼むようにしましょう。

もし判断が難しいようであれば、鍵屋に向かう前に電話で相談してみるのが確実です。

鍵に記載されているブランド名や形状の特徴などを伝えれば、対応できるかどうかを教えてくれますよ。

鍵屋で複製してもらう方法、相場

鍵屋で複製できる鍵だった場合は、鍵屋に元の鍵を直接持って行って頼みましょう。

なお、ブランクキーといって、メーカーが純正で出している「削られていない鍵」というものもあります。

殆どのブランクキーは、鍵の持ち手の部分がメーカーのロゴ入りです。

そのため複製した感じにならずに、高級感ある見た目に仕上がるのが特徴。ブランクキーを持ち込んで、元の鍵と同じ形に削って欲しいと頼む人もいるようです。

しかし、大抵の店では持ち込まれた鍵を削るということは行っていません。複製は店側が用意した素材で行われますので、ご注意下さい。

鍵屋で複製を頼む際の相場は、500円~1,000円くらいです。

店が混んでいなければ、数分待つだけで受け取ることができますよ。買い物などをしている間にパパっと作ってもらえるのは、嬉しいですよね。

バイク屋に制作をお願いする際に用意するもの

バイク屋に鍵の複製を頼む場合は、事前に用意しておくものがあります。それは、車両についての情報が記載されている書類です。

バイクを購入した際にもらった書類を、そのままバイク屋に持っていきましょう。

店員さんがバイクの正確な年式や形式、グレードや車種などを把握するために必要となります。

その情報があると、鍵の固有番号などを調べやすいんです。

購入したバイク屋に頼む場合は、バイクの詳しいデータが残っていれば書類などが必要ないこともあります。

しかし向かうディーラーが買った店舗ではないとか、買ったのがかなり前だったりした場合は書類があった方が手続きがスムーズに進みますよ。

鍵の種類によっては他にも必要な物があるかも知れませんので、ディーラーに行く前には、必要な物を電話で確認しておきましょう。

バイク屋で制作してもらう相場

バイク屋で鍵を制作してもらう時の相場は、数千円~1万円くらいとなります。

鍵の種類によって値段に差があるので、正確な金額はバイク屋に確認してから注文しましょう。

バイク屋で複製を頼む際には、日にちに余裕を持っておいて下さいね。鍵を取り寄せることとなるので、1週間以上はかかります。

鍵を無くさない為に

いくら複製した鍵があるからといっても、鍵は無くさないに越したことはありません。

鍵を紛失しないための対策として、以下の3つをご紹介します。

カバンやベルトループなどに鍵をつける

鍵にカラビナなどのフック(またはフック付きのキーホルダーなど)をつけておき、カバンやベルトループなどに装着する方法があります。

鍵って物の出し入れなどの際に、一緒に飛び出して落としてしまうことがありますよね。

どこかに固定されていれば、そういった心配がなくなります。

それにいつも同じ所に装着する癖をつけておけば、鍵が無いと慌てる場面も減りますよ。

鍵に音の出るものをつけておく

原始的な方法ではありますが、鍵に鈴などの音が出るものをつけておくやり方があります。

落とした瞬間に音が鳴るので、すぐに気付くことができますよ。

ただし、移動中の揺れでも鈴の音が鳴ってしまうことがあります。静かな場所や公共交通機関の中では、迷惑にならないよう配慮しましょうね。

紛失防止タグ

紛失防止タグとは、予めスマートフォンと連携しておいて、鍵を落とすと知らせてくれるというものです。

鍵にこのタグをつけておき、Bluetoothなどでスマートフォンと繋げておきます。

その状態でもし鍵を道端で落としたり、お店に置き忘れたりしたまま離れると、スマートフォン側から音や通知で知らせてくれるんです。

中には、落とした鍵の場所までわかる機能がついているものもあります。そうなると、探すのも手間がかからなくて助かりますね。


バイクの鍵を複製する方法や相場、必要な物について説明しました。

鍵の種類によって対応できるお店が異なりますので、しっかり確認してからお店に相談して下さい。

中に精密機器があると知らずに、形状だけ同じように複製してもらうことのないように、くれぐれもご注意を。

せっかく作った鍵が、役に立たないものとなってしまいます。

鍵を落としてしまうと、悪用されないか不安になるものです。いくら複製した鍵があるとしても、普段から無くさないように気を付けましょうね。

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