もちろん、速さと技術を追求するのであれば、サーキット向けのバイクを選ぶ必要があるでしょう。
でもサーキット専用ではなく、公道を走れるバイクでもサーキット走行は可能です。
今回はサーキットも公道も走れるおすすめのバイク12車種をご紹介します。
サーキットを走るのにおすすめのバイク
日常的に公道も走れてサーキットも楽しめるおすすめのバイクを、排気量別に12車種ご紹介します。
サーキットにおすすめの150㏄以下のバイク
排気量125㏄以下のバイクがメインのミニサーキットにおすすめの車種や、まずライン取りやミスからのリカバリーなどを練習したい方におすすめの車種です。
ホンダNSR50
ホンダNSR50 は、レーサーレプリカブームであった1987年に発売されました。
ロードレース世界選手権で活躍するNSR500を彷彿とさせるデザインで、当時多くの若者ライダーに支持されたバイクです。
ミニバイクレース界でも根強い人気がある、スポーティーな走りを楽しめる1台。
ヤマハTZM50
ホンダNSRに対抗すべく開発され、1994年に登場したのがヤマハTZM50。
高回転域での加速感が素晴らしい、本格派スポーツレプリカバイクです。
ホンダGROM(125㏄クラス)
ホンダGROMの車体はコンパクトで扱いやすく、4速マニュアルミッションなので操作しやすいのが特徴。
サーキット走行に不慣れな人でも乗りやすいバイクです。
サーキットに不要な保安部品のないレースベースモデルもありますが、こちらは公道を走ることはできません。
ホンダCBR150
主にアジアの国々で人気のある150㏄クラスのバイクといえば、ホンダCBR150。
スリムな車体は取り回ししやすく、ライディングポジションも緩めの前傾と街乗りにもおすすめです。
トルクのあるエンジンで低速・高速走行も快適ですが、サーキット走行をメインにするのであればステップやサスをカスタムすると、さらにスポーツランディング向きの1台に。
サーキットにおすすめの250㏄のバイク
街乗りにもサーキット走行にも人気がある250㏄は車種が豊富。
その中でも特におすすめのバイクをまとめました。
ホンダCBR250RR
ホンダのスーパースポーツモデル、CBR250RR。
足つき性のよさから初心者ライダーや女性にも人気があるバイクです。
やや戦闘的なライディングポジションと、低速~高速回転域での力強さから、サーキットでも圧倒的な走りを楽しめる1台。
ヤマハMT‐25
ヤマハMT‐25は近未来的なフォルムが魅力の、ストリートファイターモデルです。
コンセプトは大都会のチーターで、キビキビとしたネイキッド特有の走りが得意。
サーキット走行では直線での加速も快適ですが、コーナリングでイメージ通りに曲がれると好評です。
カワサキNinja250
フルカウルスポーツの代表車種ともいえる、カワサキNinja250。
安定したハンドリングと中速回転域からの力強さが特徴です。
ライディングポジションは緩めの前傾姿勢で足つき性もよく、スポーティーな走り・街乗りどちらも快適。
ブレーキングの性能も高く、サーキット走行では安心の走りを楽しめます。
スズキジクサーSF250
インド生まれのスズキジクサーSF250は、新型油冷エンジン搭載のロードスポーツモデルです。
ライディングポジションはやや前傾姿勢で足つき性もよく、サーキットなどでのスポーツ走行の際に威力を発揮します。
コーナリングも快適にこなし思い通りに加速できるため、走りを楽しみたい方におすすめ。
サーキットにおすすめの600㏄クラスのバイク
大きなサーキットを走行するのにおすすめのミドルクラス。
250㏄からステップアップしたい方にもおすすめです。
ホンダCBR600RR
ホンダCBR600RRは幅広い年齢層のライダーから根強い人気のある、スーパースポーツモデルです。
特に高速回転域でのパワーが強く、旋回性も良好。
一般道での扱いやすさはもちろんですが、サーキット走行でのバトルを楽しみたい方に向いているバイクといえます。
ヤマハYZF-R6
ヤマハのミドルスーパースポーツYZF-R6は、コンパクトで扱いやすいボディにパワフルな4気筒エンジンが搭載された、切れ味鋭い走りが魅力のバイク。
サーキットで腕を上げたいライダーさんにおすすめの1台です。
ちなみに2021年1月にサーキット専用のレースベースモデルが発売開始されています。
サーキットにおすすめの1000㏄クラスのバイク
サーキット走行するならリッターバイクがいい!というライダーさん向けのバイクです。
最新機能を搭載しているため、比較的扱いやすい車種が多いといえます。
ホンダCBR1000RR‐R
2020年に登場した、ホンダのテクノロジーが詰め込まれたCBR1000RR‐R。
重心が低くハンドリングも落ち着きがあり、乗りやすいリッターバイクとして注目されているバイクです。
恐ろしくポテンシャルが高いため、サーキットでこそ本領を発揮する1台といえます。
スズキGSX-R1000
スズキ新型「カタナ」のベースモデルとなったスズキGSX-R1000。
低く構えたボディは狩りをする野獣をイメージしており、どこか猛々しさを感じるスタイルが魅力です。
足つき性もよくややアップハンドルで快適なライディングポジションをキープし、街乗りも軽快に楽しめます。
よりエキサイティングな走りを求めるライダーさんにおすすめの1台です。
バイク乗りなら一度はサーキットを走るのがおすすめ
中型免許を取ってバイクに乗るなら、愛車のスペックを最大限まで体感できるサーキットがおすすめです。
なぜかというと、サーキット走行を経験すると、公道で無茶な走り方をしなくなるからです。
一度はサーキットで走ることをおすすめする理由は次の2つ。
安全に走る技術を身につけることができる
サーキットには交差点も歩行者も、対向車もいないうえ、すべてのライダーが同じ方向に走っています。
それにどんなにスピードを出しても捕まることはありません。
でも走る技術がなければバイクごと転倒したり、エスケープゾーンに突っ込むことになります。
公道だったらガードレールや対向車に突っ込むような状態ですね。
つまり運転技術がなければこうなるんだ、ということを実際に体験できるため、公道でより慎重な走り方をするようになるのです。
運転マナーやルールを身につけることができる
教習所ではライダーとしてのマナーすべてを教えてくれるわけではありません。
サーキットではベテランライダーがたくさん走っています。
一緒に走っているうちに安全で快適な走り方や、ライダーとしてのマナーを覚えることができるのです。
またサーキットには守るべきルールがあります。
ルールに従って楽しく走る、ということが自然と身につきますよ。
ここではサーキットで走るのにおすすめの、公道も走れる150㏄以下から1000㏄クラスのバイクを12車種ご紹介しました。