バイクの購入にあたって絶対に買わなければならないのがヘルメット。バイクのヘルメットはライダーの命を守るために最重要となりますが、種類が多すぎて決められない人もいるかと思います。

現在のヘルメットは日本国内製品、海外製品問わず日々進化を続けており、安全性能も向上し続けています。迷ってしまうのが種類やデザインなども数多くあり、それぞれ特徴やフィット感なども異なる点。

安全性が第一ですが、ライダーにとって個性を出すためヘルメットのデザインはバイクの次に重要。

この記事ではバイクのヘルメットを製造している主要メーカーを紹介、それぞれの個性もお伝えします。

バイクのヘルメットメーカー

ビギナーズ

ヘルメットの購入で最優先となるのが安全性や被った時の快適性。国産メーカーであれば日本人の頭の形状に合わせた設計がされ、厳しい審査基準をクリアしているため、オススメです。

海外メーカーはデザインに特化しているものが多く、日本人の頭の形状に合わない可能性があるため不満が残ることも。国内メーカー産のヘルメットはメーカーのブランドからも信頼性が得られ、安心です。

国産メーカーヘルメットの安全性能は世界一を誇ります。

ここからは海外メーカーも交えてヘルメットのオススメ14選を紹介します。安全性はもちろん、デザインも自分にあったかっこいいヘルメットを選びましょう。以下は紹介するヘルメットの一覧です。

  • ショウエイ
  • OGKカブト
  • コミネ
  • ARAI
  • ヤマハ
  • HJC
  • DAYTONA
  • MHR JAPAN
  • DAMMTRACK
  • バイクパーツセンター
  • セプトゥー
  • NORAN
  • ユニカー工業

ショウエイ

ショウエイ(SHOEI)は1960年からヘルメットの生産、開発を開始したメーカーで日本を代表するヘルメットメーカーの1つです。現在の世界シェアは50%以上にも上ります。

バイク業界ではアライ(ARAI)と肩を並べる国内トップメーカーです。それだけに、アライと比較されがちなのも事実。ショウエイも安全性能は文句なしに高く、決め手はデザインや被り心地といった主観となるでしょう。

OGKカブト

OGKカブトは1982年にヘルメットの独立部門を設立した大阪を拠点にするメーカーです。バイク用ヘルメット製造を主要としていますが、自転車用ヘルメットの製造も行っています。

アライやショウエイといった国産2代ブランドに引けを取らない性能ながら、値段帯は非常にコスパに優れています。シンプルなデザインで被る人を選びません。また、6万円前後のリーズナブルな価格でカーボンヘルメットの販売もしています。

コミネ

コミネは1967年からヘルメットの製造を開始した国産メーカーです。ライダーの命を守るモノづくりを進め、買いやすさや安全性のバランスがとれた製品を開発しています。

コミネのヘルメットは安価で手に入れることが可能ですが、安全性は確かで高評価を誇ります。ヘルメットはもちろんプロテクターの堅牢さは警察の装備にも取り入れられているほど。安価で高性能を求める人はコミネも検討してください。

ARAI

ARAI(アライ)は1902年に創業、日本で最初にヘルメットを開発した老舗メーカーとなります。バイク用ヘルメットだけではなく警察用や作業用、競馬や競輪用のヘルメットまで手がけ、日本でのシェアは50%超えのメーカーです。

バイク好きなら知らない人はいないほどの有名メーカーで、安全性や被り心地は文句のつけようがありません。ヘルメットと言えばARAIであり、迷ったらARAIのヘルメットを選んでおけば安全性に関して問題ありません。

ヤマハ

ヤマハはヤマハ発動機の子会社として1997年にワイズギアを設立。ヤマハ発動機グループ唯一のバイク用品などのアクセサリー製造専門会社となっています。

ワイズギアはより清潔、安全、快適をコンセプトに製造を行っています。ワイズギア独自の機能や安全性能を備えた製品が数多くラインナップされているので幅広い選択が可能です。

HJC

HJCは1971年創業の韓国メーカーで正式名称は株式会社ホンジュンHJC。アメリカ市場でも高い支持を得ているヘルメットメーカーです。

デザインはARAIと似ているものもあり日本人受けするデザインが多くなっています。しかし、ヘルメットのグラフィックは海外らしく個性的なものが揃っています。個性的なヘルメットを求める人にオススメです。

DAYTONA

DAYTONA(デイトナ)は1972年創業で、1974年からデイトナのブランドでの二輪車部品の製造を行っているメーカーです。デイトナの社員はバイク愛があふれるバイクのプロフェッショナルの集団です。

設備ありきよりも創造ありきというコンセプトのもと製品の製造、開発。バイクのプロフェッショナル目線による安全性や快適性を備えた製品の販売を行っています。

MHR JAPAN

MHRは1990年に創業した中国のヘルメットメーカー、MHR JAPANは日本国内向けのブランドで日本人の頭の形状に合わせたヘルメットの開発、製造を行っています。

日本人に合わせた形状だけではなく、塗装やグラフィックの美しさも秀逸。スタイリッシュで作りこまれた製品が特徴となっています。

DAMMTRAX

DAMMTRAX(ダムトラックス)は平成6年創業の比較的歴史が新しいメーカーです。「面白いものだけ作る」というコンセプトのもと商品開発が行われています。

ダムトラックスの商品は「次はなにをつくるんだろう」と期待させる商品を次々に発表しています。ダムトラックスのファンは多く、個性的で攻めに特化した商品も数多く揃っています。

バイクパーツセンター

バイクパーツセンターはヘルメットだけではなく、マフラーやタイヤなどバイクのパーツ全般の販売を行っている会社です。主にネットでの販売に力をいれているようです。

安価な値段でバイクのパーツの購入が可能ですが、品質も決して悪くはありません。ヘルメットだけではなくバイク関連のパーツはほとんどバイクパーツセンターで揃えることができます。

セプトゥー

ceptoo(セプトゥー)は岡田商事株式会社の二輪車商品専門ブランドです。バイク初心者の人向けの商品からベテランライダー用までさまざまな製品を揃えています。

「お客様第一主義」が経営理念。安価な製品を取り揃え全国に営業所が配備、サポート体制も万全です。

NOLAN

NOLAN(ノーラン)は1972年に創業した、欧州で大人気のヘルメットメーカーです。エアベンチレーション機能や曇り止め機能など革新的な技術を搭載、安全性や機能性を取り揃えたヘルメットを用意しています。

安全性の追及に留まらず、デザインも魅力的なものを数多く揃えており、多くのレーサーやパイロットなどからも支持を得続けています。

ユニカー工業

ユニカー工業は1967年創業の二輪車や四輪車の部品の製造、販売を行っている会社です。ユニカー工業も非常に安価な値段でヘルメットの購入が可能です。

装着時の快適性や安全性の評価も高く、コスパに優れた商品を取り揃えています。

ヘルメットの種類

バイクのヘルメットにはさまざまな種類がありますが、バイクには必要不可欠なものであるため種類選びが重要です。

安全性はもちろん最優先事項ですが、デザインも考慮しなければ「愛車とのマッチがしなかった」ということも。

ヘルメットは自分が乗る車種、自分のバイクの使い方から選ぶことをオススメします。以下はヘルメットの代表的な種類です。

フルフェイスヘルメット

頭部全体をカバーしてくれるタイプのヘルメット。オーソドックスなタイプですが防御力は非常に高いです。風を受け流す作りになっているためスピードにのっても頭がぐらつかず安定感が得られます。

走行音や風切り音が低減されるため、高速道路や長距離走行をするライダーにオススメです。

ジェットヘルメット

フルフェイスに対し、顎元が覆われていないヘルメット。視界が非常に広く感じられバイクの爽快感を十分に感じられます。シールドをすぐ開けられることや着脱の快適性はフルフェイス以上です。

ファッション性も高く、どんなバイクにも合いやすい万能的なヘルメットです。

オフロードヘルメット

オフロードヘルメットはその名の通りオフロードに特化したヘルメットです。特徴として、ヘルメット上部にバイザーが付いていること、口元が前に飛び出していること。

オフロードに特化していますが、街乗り用オフロードヘルメットなど種類が増えてきています。

ハーフヘルメット

ハーフヘルメットは頭をカバーすることは出来ますが、顔に関してはかばーできません。

安価な値段で買えますが大型ライダーにはあまりオススメできません。中型から小型向けのヘルメットだと言えるでしょう。

システムヘルメット

システムヘルメットはフルフェイスがベースですがさまざまな昨日が搭載されているヘルメットです。

空気の通るシャッターが付けられていたり、最新技術が投入されたものまであり金額に余裕がある人にオススメです。

ヘルメットのサイズの見方

ヘルメットのサイズは自分の頭の大きさを把握したうえで、最適なサイズを選択することが重要です。サイズの目安として以下の表を参考にしてください。

一般サイズ記号XSSMLXL
寸法(目安)53~54cm55~56cm57~58cm59~60cm61~62cm

ヘルメットのサイズは長時間の運転や安全性を考慮する上で必ず適切なものを選びましょう。

面白いデザインのヘルメット

ヘルメットは個性を出す上で重要なアイテムですが、国産のヘルメットは安全性に重点をおいているため個性を出しにくいものが多くなります。

海外製のヘルメットが安全でない訳ではありませんが、個性的なものは比較的多くなります。

最新のバイクヘルメット

ヘルメットの性能は日々進化しており、装備も充実しています。近年のデジタル技術の進歩によりスマートフォンと連動したヘルメットやヘルメット内部のカメラにより後方確認ができたりと最新技術が取り入れられています。

クロスヘルメットX1

一見普通のヘルメットに見えますが最新技術が投入されたハイテクヘルメットです。

クロスヘルメットに搭載されたHUDとカメラによりバイク運転時の死角が全て無くなります。車でいうリアミラーの役目を果たし、後方の視界も確保。あおり運転などの被害も防ぐことが可能です。

ライダーちゃん
今回はヘルメットのオススメをメーカーごとの特徴をまじえてお伝えしました。気になったメーカーやデザインは見つかりましたか?

バイクを買う上で絶対に買わなければならない、ヘルメット。ライダーの命を守る最重要部品でもあります。そのため、各メーカーもヘルメットの研究に力を入れており日々進化を続けているのです。

現在は個性を出しつつも安全性はきちんと確保した商品が増えています。面白いデザインのヘルメットや最新の技術を投入したものまでさまざまです。

各社の特徴を押さえて、お気に入りのヘルメットで個性を出しつつ、充実したバイクライフを楽しみましょう!

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