あなたは街中で、ホイールが塗装されたバイクを見たことがありますか。
ドレスアップされたバイクを見ると、自分もやってみたいと思いますよね。ホイールが違うだけでも、生まれ変わったようにかっこよくなります。
ホイール塗装はショップに依頼すると結構高いですが、実は意外と簡単にDIYできます。
そこで、バイクのホイールをDIYで塗装する方法について紹介していきます。
バイクホイールの塗装方法
ホイールの塗装は、工程は多いものの、そこまで難しいものではありません。
日曜大工で木材を塗装したことがある方なら意外と簡単にできてしまいます。
必要な道具
まずは、ホイールの塗装に必要な道具を紹介していきます。意外と必要な道具は多くないですよ。
エアーコンプレッサー
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エアーコンプレッサーとは、気体に圧力をかける装置です。
強い力を持った空気の力で、大きな動力を生むことができます。
先端パーツを変えるだけで様々な用途に使えるので、DIYをするなら持っておきたい道具ですね。
ブラストガン
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エアーコンプレッサーに取り付けて使用する先端ツールです。
ブラストガン本体に細かい砂やガラスの粒子を入れて、空気の力で粒子を飛ばします。
粒子の力で錆を落としたり、表面を加工したりします。ホイールの表面の塗装をはがすときに使用します。
アルミナサンド
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ブラストガンに入れて使用します。
アルミ製の、砂のような細かい粒子でできています。粒子の細かさによって使用用途が変わってきます。
ホイールの塗装はがしですと60番がちょうど良いです。
スプレーガン
コンプレッサーに接続する先端ツールで、塗料を霧状に噴射することのできる装置です。
はけやローラーを使用するより綺麗に塗れます。ホイールのような凹凸のある物を塗るには、スプレーガンがかなり役立ちます。
塗装を剥がす
まずはホイールにもともと付着している塗装をはがしていきましょう。
ホイールの表面には錆防止や見た目の向上のために、塗料が塗られています。
DIYで塗装をする際にはまずその塗装をはがしてあげないと、塗料の乗りが悪くなってしまいます。
細かいところまで丁寧に落としてあげてください。全体的にザラザラした触り心地になればOK。
もともと塗装されているホイールの場合、塗料がめくれるまで丁寧に落としてあげましょう。
空気を抜く
塗装をはがしたら、タイヤの空気を抜いていきましょう。
空気は抜かなくてもできますが、塗装の際、ある裏技をするとやりやすくなります。
専用の器具がないときは、タイヤをバイクから外し、ガソリンスタンドなどで抜いてもらいましょう。
タイヤに塗装が掛からないように保護
塗装をするうえで大切なことは、塗装する部分以外のところに塗料をつけないようにすることです。
タイヤ部分についてしまったら、見た目にも良くない結果になってしまいますよね。
タイヤは円形なので、マスキングテープでの養生は結構難しいんです。
そこでおすすめなのが、トランプを使った養生です。
タイヤとホイールの隙間にトランプを隙間なく差し込んで行きましょう。刺さりにくい場合は、空気が十分に抜けていないので、追加で抜きましょう。
紙製のトランプですと塗料が付着してへたってしまうので、プラスチック製がおすすめです。
ペンキを塗料用シンナーで希釈
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塗料をホイールに塗布する前に、塗料用シンナーで希釈しましょう。
そのままだと濃度が高すぎてスプレーガンから出ない恐れがあります。5~10%に薄めて使用しましょう。
仮塗装
いよいよ塗装していきます。スプレーガンを用いてムラが出ないようにまんべんなく吹き付けていきます。
はじめは濃度を見ながら軽く吹き付けていきましょう。仕上がりに影響するので、丁寧に時間をかけて塗布していってください。
クリアーと硬化剤を混合
クリアー材を用いて、表面を保護してあげます。光沢のある表面に仕上がります。
クリアー材と硬化剤は10:1の割合で混合していきます。
スプレーガンを吹きかける
混合したクリヤーをホイールに吹きかけていきます。
仕上がりが決まるポイントですので、ムラが出ないように丁寧に仕上げていきましょう。
1日寝かせる
クリヤーをしっかり乾燥させて、ホイールに定着させましょう。
当然ですが、塗料が乾かないままホイールに触れてしまうと、指紋がついてしまい、塗り直しになります。触らないようにしましょう。
また、虫がついたり、風で物が飛んできたりもします。できれば屋内で乾燥させるようにしてください。
空気圧を確認
塗料が完全に乾ききったら、タイヤに空気を入れましょう。
空気を入れる際は、空気圧に注意してください。タイヤのサイズによって空気圧が決まっています。
タイヤの空気圧が適正でないと、燃費が落ちてしまうばかりか、走行中のバーストの原因にもなります。
不安な場合は、バイクショップに相談しましょう。
空気を入れる
タイヤに空気を入れていきましょう。
空気圧をしっかり確認しておけば、あとは空気を入れるだけです。
空気入れようのノズルがなければ、ガソリンスタンドなどで入れてもらいましょう。
ガソリンスタンドの店員はバイクのタイヤの空気圧について詳しくない可能性があるため、空気圧をしっかり伝えるようにしましょう。
取り付け
タイヤに空気を入れたら、バイクに取り付けましょう。取り付ける際は、締め付けトルクを守ってください。
特に足回りは操作性に直結する重要な部位です。走行中に緩んで外れてしまったら大変なことになります。
トルクレンチを使用して、適切なトルクで締め付けてください。
DIYするメリットとデメリット
ホイール塗装について、メリットはもちろん、デメリットもあります。
メリット1:安く済む
なんといってもショップに持ち込むより安くできるという点です。
コンプレッサーを持っていれば、あとはブラストガンとスプレーガンがあればできてしまいます。
ショップに依頼したら結構高くついてしまいます。
メリット2:自分の手でバイクをドレスアップできた達成感に浸れる
自分の手でバイクをドレスアップできた達成感に浸れるます。
みなさんバイクのDIYをする理由としては、なんといってもこれではないですか。
自分の手で愛車をいじることに楽しさを感じる人も多いと思います。
完璧なものができなかったとしても、バイクへの愛情がより深まりますよね。ホイールの塗装をした経験から、次はタンクなど大型パーツのドレスアップにも挑戦していけそうですね。
デメリット1:時間がかかる
ホイールの塗装って、結構時間がかかります。塗料を寝かせる都合上、最低でも2日は欲しいところです。
ブラストガンを使用したことがない人は、一日で塗装はがしができないかもしれません。
デメリット2:綺麗に塗装ができない
どうしても素人作業になってしまうので、ムラが出来たり、筋が入ったりして綺麗にできないかもしれません。
自分で修復できなかったらどうしようもありませんね…
ショップに依頼したときの工賃
ホイールをショップで塗装してもらったときは、いくらくらいかかるのでしょう。
ショップにどこまでやってもらうかによって工賃が変わってきますが、大体の相場が1万円くらいです。
自分で車体からタイヤを外したり、ホイールからタイヤを外したりすると、その分安くなっていきます。
バイクのホイールの塗装は、案外DIYでもできます。必要な道具の種類もそこまで多くなく、難易度もそこまで高くありません。
ただ、DIYではプロの仕事にはどうしてもかないません。
完成度を求めるならば、ショップに依頼して塗装してもらいましょう。けれど、バイクは自分でいじることも楽しみの一つだと思います。
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