広報部ぽん
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バイクで旋回するとき、大きくバンクしているとカッコよく見えたりしますよね。

でもどのくらいコーナリングのときにバンク角を深くしても良いのか、よく分かっていない人も多いかもしれません。

この記事では、バンク角の限界はどうやって決まるのか、バンク角とはそもそも何か、何故バンクするのかなど解説していきます。

バイクのバンク角の限界

バイクのバンク角の限界は、その車両とタイヤの性能によって変わりますが、レース用のタイヤと車両であれば、55°くらいが一般的だと言われています。

普通のバイクであればそれ以下と考えると良いでしょう。

また転ばずにバンク出来る角度の限界は、車両の重心、出している速度や旋回半径による遠心力などの、力のバランスが影響します。

そもそもバイクのバンク角とは、バイクの車体中心軸が、地面に対してどのくらい傾いているかの角度を言います。

普通に停止状態でバイクを倒していくことを考えると、当然バイクは支えがなければ倒れてしまいます。

しかし、バイクで旋回走行をする場合、バイクが倒れる方向と逆方向に、遠心力が働きます。また、地面とタイヤの間には摩擦力が発生します。

これらの力のバランスによって、バイクは、バンクしながら旋回することができます。

このため、バイクのバンク角の限界は、遠心力とのバランスを取るためのライダーの重心の取り方や、タイヤのグリップ力によっても、大きく変わってくることになります。

なぜバイクをバンクさせる?メリットはあるのか

バイクをバンクさせる理由は、速い速度で、急なカーブも曲がれるからです。

そもそもバイクは四輪の車と違い、コーナリング時はバンクをさせて曲がる仕組みになっています。

バイクを傾けることで自然とステアリングが曲がりたい方向に切れ、滑らかにコーナリングすることが出来ます。

またその状態でアクセルを開けていくと、自然にステアリングが真っ直ぐに戻り、車体が立ち上がってきます。

この仕組みはセルフステアリングと呼ばれます。

このようにバイクは、傾けることで自然なコーナリングを行える構造になっています。

ただし、低速で走行している場合は、車体を傾けなくても、ハンドルをライダーが操作することでも進行方向を変えることが可能です。

教習所でのクランク走行などがこれにあたります。

しかしこれが、高速で走行している時にハンドルだけを切るとどうなるかというと、車体が遠心力で吹っ飛ぶか、リヤタイヤがスリップしてハンドルを切った方向に転倒してしまいます。

また出ている速度によっては、セルフステアリングの仕組みによって、ハンドルを切ること自体がかなり力のいる作業になります。

このような理由から、高速時のコーナリングにはバンクが必須、ということになります。

普段自分が安全にコーナリングできる速度で走行するのはもちろんですが、適切にバンクして曲がる方法は身につけておくとよいでしょう。

うまくバンクさせるコツ!

うまくバンクさせるには、腕の力を抜いて、体を曲がりたい方向にしっかりと向けることが大切です。

バイクは車体を傾けると、自然にステアリングが切れていくようになっています。

この時、腕に力が入っていると、ステアリングが切れるのを抑えてしまうことになり、思ったようにバンクさせることが出来ません。

ハンドルに腕は添えるだけ、のつもりで、ニーグリップをしっかりするようにしましょう。

また、曲がりたい方向に体をしっかりと向けるようにすると、安定してバンクさせることが出来ます。

この時、肩だけを回すのではなく、おへそを進行方向に向けるようにしてください。

バイクは体を向けた方に曲がってくれますので、コーナリングの先を見るようにすると、自然と適切なバンク角で曲がることが出来ます。

ニーグリップをしっかりして、腕の力を抜き、コーナーの先を見るようにして、うまくバンクする練習をしましょう。

自分のバイクのバンク角の限界を調べる方法は!?

ライダーのスキルによらない、バイク自体のバンク角の限界は、カタログ値などでは調べることが出来ません。

ただし、バンクセンサーというものが付いている場合は、これが地面に擦ることで、これ以上バンクさせてはいけない、ということが分かります。

バンクセンサーとは、バイクのペダルの下側についている金属の棒で、バイクを傾けていったときに最初に地面にぶつかる部分になります。

バンクセンサーは、バイクをバンクさせた時にペダルやマフラーなどを擦って、傷を付けたり破損させてしまうのを防ぐためについています。

バンクセンサーがガリガリと地面を擦っていることを感じたら、それ以上はバンクさせないようにしましょう。

このように、バンクセンサーはバイクの他の部品が地面につかないギリギリ、という意味でのバンク角の限界を教えてくれます。

しかし当然、カスタムの状態や走行する路面の状態などによって変わりますので、バンクセンサーが擦っていないから大丈夫!とは考えず、目安として使うようにしましょう。

プロのサーキットレーサーはなぜ転ばないのか!?

プロのサーキットレーサーがなぜ、バイクを限界まで寝かせても転ばないのかというと、ライダーのスキルと、バイクの性能が理由です。

プロのサーキットレーサーを見ると、膝が地面を擦るまでバイクを倒し、地面スレスレまで寝かせているのを見ますよね。

プロのレーサーは、コーナーの旋回半径や天候によって、自分が走れるギリギリの速度とバンク角を熟知しています。

常にギリギリを攻めるのではなく、通常はこの限界から、ある程度の安全マージンを差し引いた走行を行うので、転ぶことはありません。

また、プロのレーサーには、プロのメカニックが付き、マシンを路面や天候に合わせた最適のセッティングを行っています。

タイヤやセッティングを天候やライダーのコンディションによって変えるため、レーサーはマシンを信用し、安全に自分の走りをすることが出来ます。

プロのレーサーはこのように、レースに特化したスキルとマシンで、転ばない走りをすることが出来ます。

一般人は公道では、決してマネしないようにしましょう。


バイクのバンク角の限界は、レース用の車両やタイヤであれば55°程度、普通のバイクはそれ以下になります。

車両の重心、タイヤのグリップ力、出している速度や旋回半径による遠心力などの、力のバランスもバンク角の限界に影響してきます。

また車両によってはバンクセンサーが付いているので、バンクセンサーが地面を擦ったら、それ以上はバンクさせないようにしましょう。

今回、うまくバンクさせる方法についても説明しました。適切にバンクさせて曲がることは、安全に安定して走行することにもつながります。

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自分が怖くない速度から、段々と練習していくといいでしょう。

ただし、ギリギリを攻めたバンク走行は、公道では危険です。サーキットなど決められた場所以外では、安全に配慮して走行しましょう。

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