ライダーちゃん
この記事ではロンホイは自作できるのか、ロンホイのメリット、そもそも合法かどうか、などを解説します。

ズーマーの定番カスタムであるロンホイ。

ズーマーで人気のローダウンスタイルに貢献してくれるので、やってみたいカスタムの1つではないでしょうか?

ズーマーはDIYでカスタムをする人も多いので、ロンホイの自作を考えている人もいると思います。

またズーマーの魅力や、オススメカスタムも紹介していきます。

ズーマーのロンホイは自作できる?

画像引用:HONDA「ZOOMER」公式サイト

ズーマーのロンホイの自作は、金属を加工する技術があればできますが、エンジンを支える部分になるのでオススメはしません。

自作するより、各アクセサリーパーツメーカーで販売されているキットを購入した方が安全です。

ロンホイのカスタムは、エンジンを車体に繋げているエンジンハンガーを長いものに交換することで行います。

このエンジンハンガーは、エンジンをフレームに接続する役割をしているので、充分な強度が必要です。

不十分な知識で作った場合、重大な事故になりかねません。

ズーマーはカウルも少なくシンプルな構造をしているため、自力でのカスタムも比較的容易です。

そのため「ロンホイの部品もDIYの延長で作ってみたい!」と思うかもしれませんが、おすすめはしません。

金属部品の強度などにとても詳しく自信があるという人以外は、既製品の購入をおすすめします。

ズーマーをロンホイ化することで得られるメリット

ズーマーをロンホイにするメリットは、とにかく見た目がカッコいいからです。

ロンホイにするとタイヤが後ろに下がるので、タイヤが独立して強調される見た目になります。

ズーマーの太くて大きなタイヤが活かされて、とてもカッコ良くなります。

一方、走行に関しては、直進安定性が良くなるというメリットもあることにはあります。

ただし、直進は良くなる代わりに曲がりづらくなるので、あまりメリットとは言えません。

走りに関しては一長一短ありますので、ロンホイにするメリットは「とにかく見た目」と考えると良いでしょう。

費用はどれくらい?

ズーマーをロンホイにする費用は、お店でやってもらう場合で約5万円ほどの工賃となります。

これに部品代がプラスになります。

自分で取り付ける場合は、工賃はかかりませんので部品代のみになります。

ただし、ズーマーをロンホイにするには、延長用エンジンハンガーの他にも、いくつか新しい部品が必要な場合があるので注意してください。

ロンホイにするとフロントとリヤが離れるため、延長しなければならない部品が出てきます。

どのくらい長くするかにもよりますが、アクセルワイヤー・リヤブレーキワイヤー・燃料ホースなどの延長・リヤサスの位置を調整するステーなどが必要な場合があります。

「一つ一つそろえるのは面倒!」という方は、キット部品を購入するのがオススメです。

ズーマーをロンホイにするには、工賃5万程度+部品代がかかると考えると良いでしょう。

安く済ませたい人は、自分でキットを買ってDIYするのもオススメです。

長さはどれくらいが1番いい?

ズーマーのロンホイは100~200mmくらいの延長が良いでしょう。

ズーマーをロンホイにするのは見た目のカッコ良さが第一です。

100mm以下だと、あまり見た目に変化を感じにくいです。

逆に200mmを超えると、走行時に曲がりづらいなどの影響が顕著になる可能性があります。

またあまりに長くすると、車格が原付の保安基準を外れ、違法改造車とみなされる可能性もあります。

以上を踏まえると、100~200mmくらいが見た目もカッコよく、またキット部品なども手に入りやすいので、ロンホイにしやすい長さと言えるでしょう。

ロンホイって合法なの?車検は?

ズーマーなど250cc以下のバイクの場合、国が定めた保安基準から外れた寸法は違法改造となるので、ロンホイも違法となる可能性があります。

250cc以下のバイクは車検がないので、車検で引っかかるということはありませんが、警察に呼び止められて罰金を取られる例もあります。

厳密な規定は無いですが、いきすぎたロンホイカスタムは違法になる可能性が高いと言えます。

一方、車検ありの250cc以上のバイクをロンホイにした場合は、改造申請をして認められなければ違法になります。

車検のある250cc以上のバイクの場合、車体の高さや幅・全長などの寸法が登録されている数値から変わった時は、必ず構造変更届を出す必要があります。

書類をそろえ、車両を陸運支局に持ち込み申請をしなければなりません。

以上のように、ロンホイのカスタムは違法となる場合もあります。

ロンホイのカスタムは、法律を調べた上で自己責任で行いましょう。

ズーマーの長所と短所

ズーマーの長所と短所は、以下のような点です。

 長所 

①見た目がカッコいい
②カスタムパーツが多い
③燃費がいい
④タイヤが太いので安定している

 短所 

①収納が小さい
②車体が重い
③加速が悪い

他の原付にはない、フレームが表に出て大きなタイヤが強調されたスタイリングが、ズーマーの一番の魅力です。

逆にこの独特のスタイリングのために、収納が小さかったり、車体が重かったりというのが短所になります。

また車体やタイヤが大きいのに対して、エンジンは普通の原付なので、加速が悪いという声もあります。

短所もありますが、圧倒的にデザインがカッコよく、カスタムしやすいのが、ズーマーの長所であり人気のポイントとなっています。

こんな人はズーマーに乗るべき!

とにかくカッコいい原付に乗りたい!
個性的なカスタムを楽しみたい!

という人は、ぜひズーマーに乗ってください。

「ズーマーの長所と短所」のところで説明したように、ズーマーはカッコいい見た目と豊富なカスタムパーツが魅力です。

カスタムパーツは各アクセサリーメーカーからも出ていますし、中古市場も充実しています。

またシンプルな車体なので、DIYに手が出しやすいです。

「カスタムをして自分だけのカッコいい原付に乗りたい!」という人は、ズーマーを検討してみてください。

ロンホイだけじゃない!ズーマーにおすすめのカスタム!

ズーマーにおすすめの定番カスタムを3つ紹介します。

①マフラー
②ローダウンシートレール
③ヘッドライトカバー

マフラー

マフラーは自分でも取り付けがしやすく、また交換によって見た目が分かりやすく変化するので、オススメのカスタムパーツです。

ステンレスマフラーや、取り付け位置高めのレーシーなデザインのものがオススメです。

ローダウンシートレール

ローダウンシートレールも手軽に交換できる部品です。

低重心なシルエットに貢献してくれ、初心者でも交換しやすいのでオススメです。

ヘッドライトカバー

ズーマーの特徴的な丸いヘッドライトにカバーを付けることで、一気にワイルドな印象になります。

こちらはオシャレになるだけでなく、飛び石からヘッドライトレンズを守ってくれるので、実用性の意味でもオススメです。

他にもズーマーのカスタムパーツは沢山出ていますので、ぜひお気に入りを探してみてください。


ズーマーのロンホイ自作は、自信と知識のある人以外はオススメしません。

ズーマー用のロンホイキットが各アクセサリーパーツメーカーから出ているので、それを使うのが安全です。

ズーマーの長所は他のスクーターにはない独特のボディデザインで、見た目がカッコいいことでした。

ズーマーは沢山のカスタムパーツが出ていて、なおかつシンプルな車体なので自力でもカスタムがしやすいです。

ライダーちゃん
ズーマーに乗るのであれば、ぜひカスタムをして、自分だけのズーマーにしてみてはいかがでしょうか?

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